東洋(漢方)医学的な診断といえば「四診」を中心に行われます。
「四診」とは「望診」「聞診」「問診」「切診」の4つです。
一つ一つの細かいところは皆さんのほうがよくご存じだと思いますが、
この中で西洋医学的な「視診」に相当するのが「望診」です。
何もぼーっとしろってわけじゃありませんぜ。
顔色、皮膚、目、舌など、相手の状態をみて観察するってことです。
そして、全身の「望診」では最初に「神」をみるんだそうです。
「望診」ならぬ「望神」ってわけですネ。
「神」とはいわゆる生命の状態だそうですが、
ムズカシイ内容は別にして
「からだに神をみる」ってのは何となく面白いです。
そして、「神」は特に目に現れるとされています。
「目は口ほどにものをいう」「目をみればわかる」なんてのは、
やっぱりホントのことなのかもしれません。
ワタシが患者さんをみるときでも目はよくみるポイントです。
一番のポイントは「眠れてるかな?」ということ。
より良いからだの快復には眠りが大事ですから。
頭寒足熱に快眠、快食、快便。
どこが悪くても人間様の根っこはみんな同じです。
また、操体法を行う前と後では
びっくりするくらい目の変化がでることもあります。
「おいおい大丈夫?」という感じのウツロで暗い目が、
操法をとおしたら少女マンガのようなキラキラ目に変わっちゃう ・・・
なんてことも珍しくありません。
ワタシ自身も経験がありますが
ホントに目がスッキリクッキリしちゃうんです。
「新しい朝が来た 希望の朝だ♪」なんて、
つい歌いだしたくなっちゃったりして。
でも、それには「良質の快」を味わえればという条件がつきますが・・・。
え?それってどんな快かって?
う〜ん、あれがみえたり、これがみえたり、内側がぐるぐるしたり、
動物的だけでなく植物的だったり ・・・ そんな快です(ますますわからん)。
とにかく気持ちのよさをききわけるというレベルとは
また違った気持ちのよさもあるってことです。
体験したい方はぜひ三軒茶屋へどうぞ。
中谷之美