東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

アキレスのかかと。

中谷さん、一週間ありがとうございました。
私も操体はまだ20年。小僧っこかピヨピヨです。

こんにちは。畠山裕海です。
一週間よろしくお願い致します。

足趾の操法、というものがあります。その中に「落とす」という操法があります。
被験者の足趾を保持して、かかとから落とし、同時にふくらはぎを床に打ち付けるような感じと言ったらおわかりでしょうか。
かかとが床に落ちる瞬間、全身にきもちよさが走ります。

「アキレス腱」は「アキレスのかかと」から来ています。

アキレスというのは、ギリシャ神話のアキレウスのことです。
アキレスが赤子の時、母親テティスが、アキレスの踵を持って冥界の川、スティクス(いわゆる三途の川)に浸けたお陰で、アキレスは不死身になりました。
ところが、かかと(足首?)をもっていたので、そこだけ不死身にはならず、急所になってしまいました。
その後、アキレスはトロイ戦争の勇将となりますが、敵のパリス王子に足首付近(アキレス腱)を矢で射ぬかれ、死んでしまうのです。

最近の映画では、ブラピが「トロイ」でアキレスを演じています。
撮影のためにちょっとマッチョに肉体改造ブラピアキレスが絶命するシーンはショッキングです。
ちなみにトロイ戦争ってスパルタの王妃ヘレンを、トロイのパリス王子が略奪したというのが発端です。王妃を取り戻してやる!というわけで。ちなみに美形略奪男はオーランド・ブルームです。

予告編。美しく鍛えた(しつこい??)ロン毛のブラピがよいですねぇ。

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ところで、前回の実行委員ブログ、三浦先生が「横足根洞」(おうそくこんどう)について書いていらっしゃいました。

横足根洞」2013年6月12日分

血管と神経終末、触圧受容器に富み、足部をモニターし、足底からの路面の変化をとらえ、下肢の運動中枢として考えられているのである


私もいろいろ「横足根洞」について考えてみました。
ここって「アキレスのかかと」に近いのです。というか、

アキレスのかかと=横足根洞 なのではないでしょうか。

アキレスのかかと、というのは「致命的な」「弱点」のような意味があります。
逆に言うと、非常に大切なところ、でもありますね。

これについては色々研究中です。