東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

一昔前、小室直樹という天才がいた。深く知っているわけではないが彼の言葉を拾う中でウーンとうなる箇所がある。
「生涯で自分がいい本だと思ったらその名著を最低10冊まとめて買いなさい、そして最低100回は読みなさい、すると著者が何と言いたいのかがわかるし、またあるときは眼光紙背に徹すると、著者以外に物事が分かってくるものです」と語っているのです。確かにそうだなと思う。10冊買い込んで最低100冊は読んだことがない私だが、実行してみる価値はありそうだ。研究書籍は特にそうである。そこには名刀のように磨き上げられた学問があるからだ。そうして考えれば100回読む、99回読んでも分からなかったことが100回目にわかることだってある。そうした意味においても、人生の中に生涯のバイブル(名著)をもつべきである