東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

カラダと脳の相関性について

みなさん、こんにちは。一週間宜しくお願い致します。

ここ数ヶ月の間で休みの日に花屋に足を運び、観葉植物を買うことが私の楽しみになっている。最近では一週間に一度は足を運ぶようになり、花屋のおじさんに顔を覚えられるようにまでなった。

個人的には花を見るのは好きなのだが買うことはあまりしない。いつも買うのは観葉植物ばかりで特に葉の色が珍しいものばかりをついつい買ってしまう。一日にわずかな時間だけでも緑と時間、空間を共にすることで、ざわざわしている心に落ち着きと豊かさが出てきたように思う。緑や植物には私達人間や動物にはない「静なる力」を宿し、とても生命力に満ちていて、まるで私の生き方を見守ってくれているかのような温かさを感じる。

このようなことを日々感じながら過ごしていると、人間は「動」よりも「静」なる生き方をしていかなければならないのだと強く思うようになった。。この「静」なる生き方とは何があってもぶれない、動じない生き方であり、それは操体の学びにおいて最も重要なことである。

そういえば以前三浦先生に「きれるなよ」と言われた事がある。自分の学んでいくプロセスの中で何かに対し不満を抱き始めたり、怒ったりするのはもったいないことであり、植物のように辛抱強く静かにコツコツ学んでいく事が大切になる。最近強く感じるのは「心」を使って学ぶとちょっとしたことで自分の感情が介入し、ぶれてしまうように感じる。やはり学びを深めていくには「心」ではなく「意識」を使うことがぶれない自分を形成し、自分と自分自身との繋がりを生み出すのだと思う。

こういったことを実感しながら操体と繋がっていくと自分が自分らしく命を全うしていく為に必要なこと、そして自然法則との繋がりを応用貢献していく幸せがこの学びにはあるのだと感じる。私が思うに操体の学びで得られるもの本当の喜びとは臨床の技術やテクニックを身に付けることではなく、当たり前のように行っている生命活動の中に自在する「気付き」と「真理」である。それは学びの継続の中でしか得られることが出来ないものであり、学びの神様は勉強した分だけ「真理」と新たな「気付き」というご褒美を与えてくれる。そういった毎日コツコツと点を線にし、一つの形にしていく地道な作業が真理に近づく最短の近道だと思っている。

今回のブログでは私なりに感じた脳とカラダの相関性について書いていきたい。最近では共に学んでいる「同志」が増えたことで私に新たな気付きを与えてくれている。その中で掴んだものを書いていければと思う。

また明日宜しくお願い致します。