東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

私が面白いと思う話と面白くない話は決まっているような気がします。
単純に言えばそこにリアリティがあるか無いかではないでしょうか?
話し手の体験談であれば非常に興味深い話でありますが、話し手が誰かに聞いた話であれば「へぇー」とか「ほー」としか返事が出来ない場合が多いです。
また、おしゃべりである人が興味深い話をいつもしているかと思えばそうでもないケースが多々あります。

患者としてお会いした時の三浦先生との話ですが、治療後に何かとべらべらと語られず間の静けさがあり私が興味のあることだけを非常に丁寧に答えて頂けた。
私は現在、一介のサラリーマン(営業)であるが営業はよくしゃべることが得意?重要?だと思われる方が多くと思いますがそれは違うと考えます。
よく例えられるのが医者と患者の関係。
営業は医者となり、お客様である患者の病状(要望、不満点、改善点)を聞かせていただく、もしくは探ることだと思っています。
そのことで相手の状況を知り意見や提案をしていく。

通常のマッサージでは「からだ」の問いかけへはせずに、お客様のどこが痛い、気になる箇所を要望に合わせるだけ。
操体の場合はそれを「からだ」に聞きわけるようにするから面白い。

営業にもこれといったマニュアルはない。
しかし、作法はある。
操体と営業を結びつけてしまうのは私だけなのだろうか?