先日、職場で治療院の内装を頼まれました。
といっても、大掛かりなものではなく、
どんな風にコーディネートするかというレベルなんですが。
集合住宅の一室でしたので、ベッド一床のみ。
フローリングで洋間っぽいんですが、隣の部屋とは
襖でつながってたり、クローゼットではなく押入れだったりと
ところどころ、レトロな感じが…
襖の替わりに、新に引き戸を買おうか、ロールカーテンにしようか
などと考えていたんですが、襖自体は他の壁と一緒のクロスが
貼られていたので、これを活かせないものかと閃いたのが、
襖の木枠を取り替えるという案でした。
(既存のは漆艶で黒っぽく見えるもので、浮いてしまってたんです)
これは業者に頼まずとも独りでできるものかしらと
調べると、これがけっこう自分でやってる方々がいらっしゃる!
早速トンカン、トンカンと木枠を外して、柱の色と同系色の素材のもの
に変更。他のインテリアも合わせて用意し、統一感のある空間になりました。
今はDIY(自分で作ろう!)が人気なようですが、確かにやり方が
分かれば、自分でもやってみようかなって気になりますね。
中には家まで自分で作ってしまう方もいらっしゃいますが、そこまで
いかずとも、「ここまでは自分でできるんだ」、「ここからはプロの仕事だな」
と分かるだけでも愉しいんじゃないかと思います。
からだのケアに関しても、「ここから先はプロに任せなきゃ」の手前で
自分で調整できたらいいですよね。自分のからだと向き合いながら、
「息」、「食」、「動」、「想」を通して、
自分の体質や、生活パターン、嗜好や好き嫌い、そしてそれらの許容範囲
を把握して、健康に生き、愉しむ。
許容範囲を超してしまったら、素直にプロに手伝ってもらい、
また自分を振り返る。ゼロにするより、そんな自分を受け入れる。
ゴッドハンドで一瞬のうちに、痛みをとってしまうような臨床よりも、
自分のからだと向き合うきっかけを作る臨生。こっちのスタイルのほうが
かっこいい。
カナヅチやノコギリで奮闘しながら、そんなことを感じていたのでした。
一週間ありがとうございます。
明日からは寺本さんです。よろしくお願いします!