東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

Ⅰ、ここにいる意味を味わっているか

<重なりし運命の大地>

気ままに暮らす移動生活に 馴染めなかった そして 大地に収穫の喜びを知った人間達は
日々の農耕により 働くことを強制されたが 代償とも報酬といえる 甘き”実り”を得た
その甘味で 更なる労働を受け入れていった

狩猟や採取を「食」の糧としていた日々は 与えられる恵みに感謝しつつもひもじいときは
ひもじさに耐え獲物や採取した恵みを分かち合い 皆容易に 五感に通じる感覚を通じつつ
共感し共有できた

ひたすらに獲物を得ようとする欲求も薄く 恵み豊かなときには 働くことも何もせずに
歌っては踊り 触れ合っては気分良く遊び 愉しむことを優先した生活だった・・・とそんな
「食」に関する有力説もあるのだ

私自身 しばし糖質制限について感じるため その期間(約二ヶ月)もの間 大好物の”米”
そして”小麦”(パン、うどん、パスタの類) これらを「食」することを制限してみた
するとどうだろう?

食事の回数制限の際に 止まっていた体重も キュンキュンとウエストが細くなってしまい
内臓脂肪を中心に 3㎏ほど落ちてしまった

精神的に辛かったのは ホッとして帰っても 家族と一緒に 食事が取れないことであった
当然である!「ご飯は要らない宣言」を維持しつつ目前に好物 一緒に食卓を囲むのは辛い

あの炊きたてのご飯と焼きたてのパンの香りこれを我慢するのは 嗜好品が必要となる
(だが、平日アルコールは飲まない主義だ!)

糖質制限前には ”一日1.5食”を実践しつつ 維持しやすい体重管理に 安心していたのだが
普段食べ付けない 蛋白質・脂肪 の「食」は 明らかに 私のからだを変化させていたようで
娘と家内には「最近体臭が強くなった」と言われなんだか意地になって続けていたのもあり・・・

ある日風呂場で低血糖で意識を失い 終了宣言 これは 自業自得であり糖質制限に問題はない
・・・にしても得がたい嗜好品こそ糖質である! 言うならば 炭水化物そのものが口福なのだ

久しぶりに口にした”炊きたてのご飯”の旨味 ホームベーカリーで焼いた”パンの香りと甘み”

江戸時代に朝晩の握り飯を報酬として労働させたらしいのだが 誰しもが黙々と働いていたようだ
そりゃ・・・労働強制されても 働くでしょ!!

「そして穀物は 人類に 『神への祈りとして農作業にいそしめ』と命じた」
                          =夏井睦(炭水化物が人類を滅ぼす)=


このまま終わってしまうと 炭水化物制限万歳! となってしまうようだが 決してそうではない

得るためには 制限もときに必要な場合もあり  遺伝子に重なっていた感覚を 味わい受けとり
未知の分野であった感覚に出会うことこそ本質  学んだからこそ伝えることが出来る「快」だ!

繋がっている螺旋は無限のループ "ONE-LINE” 幼き小脳の経験は生涯を通じて一生有効なように
私達は本来 太極を描いている鎖の一部である

次世代の操体が目覚めし瞬間へ 巡り会う盟友へ 一言一言、伝えて今週のブログを据えて生きたい

学ぶことは生きること、全て生きる糧とせよ!

子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?

子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?

いいんだ!頼むから・・「俺の屍を越えて往け!」



2014年4月27(日)
東京操体フォーラムが開催決定!
会場は東京千駄ヶ谷津田ホールです。

「入眠儀式 快眠・快醒のコツのコツ」
是非お越し下さい。

http://www.tokyo-sotai.com/?page_id=644