東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「山崎晴美のこむらがえる夜 初夜」

昨日は「ご褒美」の夜を味わった。
新宿歌舞伎町の地下2階。
ロフトプラスワンというイベント空間にて、山崎晴美氏のトークイベント「山崎晴美のこむらがえる夜、初夜」が開催された。
幸運にもそのイベントを知る機会を得て、チケットを手にすることができた。

これも先述のシマジ先生メルマガと同様、当フォーラム常任理事の畠山先生からご紹介いただいたもの。
それには理由があり、記念すべき「初夜」の特別ゲストはあの松岡正剛氏であったのだ。

松丸本舗主義 奇蹟の本屋、3年間の挑戦。

松丸本舗主義 奇蹟の本屋、3年間の挑戦。

「これは行かねば」

とアンテナが働いた。
昨日の夜はその畠山先生と、実行委員先輩であり、一緒にいると「純粋センス」のようなものを補給していただけるT氏と、3人での参加となった。

私は18時半の「開場」を少しすぎたあたりから「異空間」に突入した。
すると最前列が一列、丸ごとキレイに空いていたので、思いきってカブリつきで堪能させていただくことにして、陣取った。
開演19時半からの3時間あまり、特別な時間は余韻を残して、いつの間にかの終演となった。

この日は面子がとにかく豪華だったと思う。
司会は工作舎編集の石原剛一郎氏。

オデッセイ1971‐2001―工作舎アンソロジー

オデッセイ1971‐2001―工作舎アンソロジー

そして、後半の2部からは、80年代初頭に結成されたファンクバンド「EP-4」の佐藤薫氏と、1974年から活動を続けている岡山のライブハウス「PEPPERLAND」の主宰、能勢伊勢雄氏の2名も加わり総勢5名でのトークとなった。
昭和大赦-リンガ・フランカ1

昭和大赦-リンガ・フランカ1

正直に言うと、恐縮ながら私は松岡さん以外のこの4名の方を、この日になるまで、深く知ることは無かった。
しかし、トークの最中に「今日は本当に来て良かった」と何度も感じた。
「今日知ること」ができて本当に良かった、と思えた。
昨年末のヒカシューライブでも同じような感覚を味わったことを思い出した。
万感

万感

「こむらがえる夜」も第4夜まで企画されているらしい。「要チェック」である。

操体の「臨生家」を目指して未だ修行中の私であるが、今自分が学んでいることと、昨日の夜語られていたことばの間に、私なりに繋がりを見出すことができたように思う。

その一つは、「蓋」をされてしまっている「可能性」のようなものに、眼差しを持つことだと感じる。
その対象は「人間」、「生命」、「宇宙」、「音」、「言葉」、、、
解像度を変えて、好きなように。「概念」もその「線」をズラしたり、消してみたり。行ったり来たりしてもいいよ、と。

そしてその「可能性」の存在を信じること。
信じたことを「自らのからだ(自身)」をもって探求していく中で、この「現象」の世界に生かしていくこと。

橋本敬三先生の語られた「自然法則の応用貢献」という文脈。
自然法則の存在を信じ、探求し「やってみて」掴んだ者は、それを「応用」し
さらに「貢献」に繋げていく義務がある。

分野は違えども、「自然法則の応用貢献」という使命から、たくさんの人と語り合える気がする。
操体の魅力には「ジャンル」という固定概念を越えていける、学びの寛容さもあり
カテゴリーに関係なく、学び合える悦びがあると思う。

日本に、こういう人たちが存在しているということが、本当に嬉しい。
4月27日の当フォーラムも、分野に関係なく
「アンテナ」の働いた方に、是非来ていただきたいと思っています。


2014年4月27(日)
東京操体フォーラムが開催されます!

会場は東京千駄ヶ谷津田ホールです。



テーマは「入眠儀式 快眠・快醒のコツのコツ」

是非お越し下さい。

一週間のお付き合い、ありがとうございました。
明日からは友松さんが担当されます。どうぞ、お愉しみに。