東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

4、知識イコール教養ではない

『よりよく生きるために先人から受け継いだ知識を、自分の代でさらに高め、次の世代に渡す。「真の教養」は、いわばそういう「知の遺伝子」なのだ。』

『「真の教養」とは、人がよりよく生き、人が人であるための技術(アート)であるともいえそうだ。つまり、人生の中で課題とミッションを発見し、生涯を通じて学び続ける力。これを「リベラルアーツ」といってもいいだろう。』

現代社会において「操体」を位置づけるのは難しい。一般には、治療法、ボディーワーク、健康法などの一種として紹介されているが、どれも正確ではない。
我々は、「操体」と「操体法」を区別して使っているし、治療と呼ばずに、操体の臨床という言葉を使っている。
むしろ、上記の言葉の力が「操体」のより本質に近いところを言い得ている。