東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

再学習

 佐助が担当する2日目です。よろしくお願いします。

 理学療法士になる前の養成校では4年間を通し解剖学や運動学などを学び、国家資格合格後も、整形外科疾患を専門としてリハビリテーション科に勤務していたため、解剖学や運動学を学ぶ機会はこれまで多かったように思います。
 勤務時間以外も手技の研修会、勉強会、学会などに参加していた中、偶然立ち寄った書店で、三浦理事長の操体法入門・手関節からのアプローチと出会い、からだの連動を学びたいとおもい、操体法定期講習会の操体指導者養成コースを受講することを決め、現在に至っています(詳細は2012-3-25のブログで)。

 身体運動の法則を学び、連動の動きを探究しながら日々の臨床と向かいあっていましたが、最近再び運動生理学として解剖学や運動学を学ぶ機会をいただいています。
 からだの連動を理解したうえで再び解剖学や運動学を学ぶと、各関節からの連動した動き、またからだの連動の動きから各関節の動きがイメージしやすく、より一層深いからだの動きを学ぶことができます。
 そして改めて感じるのが、からだは実に理に適った構造と運動力学的仕組みが融合されていることを実感しています。

 動き方によって、力学的に各個人のからだの動きに見合った状態に、構造の変化を持たせながらからだの動きをサポートができる構造になっています。ただし、不自然な動き方がつづくと、からだの構造が柔軟に対応できなくなり、力学的な歪みへと変化していきます。からだの歪みへと変化する要因は動き方(フォームなど)、利き手、癖、自然の現象など様々な要因があるようです。
 きょうはこのあたりで・・・ありがとうございました。