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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

おなかのきもち・・・3

おはようございます。

今日は土用の丑の日ですね。
ずっと暑い日が続いて夏バテ気味だから、うなぎを食べて営養をつけるぞ、という人も多いのではないでしょうか。


「石麻呂に 我れ物申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻捕り食せ」
                     大伴家持

万葉集の詩にもあるように、昔から鰻は栄養価の高い食物だ。
豊富な蛋白質に加え、数々のビタミン類、さらにカルシウム、鉄分と身体に必要な栄養素が、これでもかというぐらい含まれている食べ物だという。

そして、美味い。美味くて高額だ。美味くて高額ゆえに普段より味わって食べる。
お口の中で、よく噛んで唾液とよく混ぜあわせながら、自分独自のハーモニーを奏でる。

ハーモニーの化学反応。唾液は人それぞれだし、味覚も人それぞれ。
よく噛んで、自分にしかわからない感覚をききわける。だって操体なんだもん。

そして、またよく噛んで食べる。おなかの中も悦んでくれているのか。発酵するのか腐敗するのか。
ビタミンは他の生命から分けてもらうか、腸内細菌につくってもらうしかない。自分ではつくれないからビタミン。調和なくして循環なし。

おなかの中もからだも悦んでくれているようだ。からだとイノチとともに悦びを分かち合う。
悦びを分かち合いながら、またよく噛んで食べる。すべてをよく味わいながら。
そして、またよく噛んで食べる。

あぁ何て幸福なんだろう。あぁ有り難い。


物質的な栄養価を超えたイノチの営養。