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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

p1*p1*[岡村郁生(おかむら いくお)]4.イッポンでもニンジン

ヒトの赤ちゃんは生まれてすぐにオムツを着けられ、濡れると不快感
で泣いて親を呼び、不快感から快の転換を味わい、伸び伸びして親の
愛を確認し、全脳とからだの形成は進行している。
この繰り返しにより脳は、感覚と感情をムスビつつ、「環境」の基礎で
あり土台を構築することができるようである。

よく「三つ子の魂百まで」というけれども、この絶対的安心感は〇歳
から三歳までに獲得されているようであり、意味がわからなくても理
解できるような、"絶対的感覚"も養っているのであろう。

操体法の臨床は「快」をききわけ→「快」を味わう→「からだ」が治す。
このような経過に、ここまで書いてきた”自己内の他者”は、「快」と
「不快」の入り混じるカオス空間での、コスモス共有感覚でもあって、
相成る(愛鳴る)「性」と、満ちし(道標)「生」の調和を現す「からだ」
の共感であり、いわば"宇宙創成"の質感を脳が認識するのであろう。

これは他者の存在が絶対的に必要であって、この他者の存在の気づき
こそ大脳前頭葉の抑止力、言い換えれば、感情制御を司る働きを担っ
ているのだが、他者から獲得した共感・共有体験が言葉に響かない故
に、溜まりに溜まっていく感情は、混沌の中に秩序があるのではなく、
秩序の中に混沌があるから生じてしまうようなもので、良いヒトから
キレるヒトへの振れ幅は著しく、自己責任分担を超えてしまいがちで、
他者責任分担を強要するような傾向を生んでしまう。

赤ちゃんが泣いても鳴いても、母親を中心とした他者の共感を伴なう
「快」の語感(快の含有言葉)を得なければ、泣き止まないのと似ている。

それでは、赤ちゃんから三歳迄に「自己内の他者」を、「環境」を通
す接触の少なかった場合、このような負の感情・感覚に戸惑っている
のだから、ただ指導するのでなく静かに洞察ししつつも”共有感覚”
を通じて”いま”理解したことを、表現で、言葉で、変化させ伝える。

「性」受精した瞬間から腸の働きが消えるまで「生」は個体となる。
ヒトは子供であれ、大人であれ、負の感情と正の感情を対にして持ち
続けているのだから、負の感情を増幅させず、感情の制御をするには
”感覚の制御”つまり、「からだ」に含有されている、"自己内の他者”
の存在により、漏電している補修しつつ「スイッチオン!」さえも可
能にするとしているのだな、とワタシ自身は納得しつつある・・・。

それは、にんじんの種を蒔いてレタスが生えてくることがないように
「ヒト」は「生」に働き、ヒトとしての「性」の働きを共有している。

ワタシ自身の考察は以上であるが、まとめてみれば、非常にシンプル。

人人(にんじん)は一人では「ヒト」に成れないように成っている!

神様も一人では寂しいから、ヒトを創っているので、故に感覚はある。



「2014年秋季東京操体フォーラム」 開催決定

今回は11月22日(土)23日(日)の二日間開催いたします。
メインテーマは「操体進化論」です。

特に、22日は場所の都合上、人数が限られておりますので
ご参加希望の場合はお早めにお申し込み下さい。
詳細は以下、「東京操体フォーラムHP」をご確認ください。
http://www.tokyo-sotai.com/?p=813