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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

p1*[岡村郁生(おかむら いくお)]5.触れない操体(法)

ワタシ自身の臨床例で恐縮ですが「操体法」の愉しさを説明するのに
非常に役立ちそうな経験をしたので書いてみます。

休日の夜、用事でたまたま治療室にいてパソコンを開いていたところ、
電話が鳴ったので出てみると、当院に何回か来院歴のあるクライアン
トで、新潟県にバス旅行へ出かけていた方から電話があり三日間のバ
ス旅行の初日、バスの移動中に変な座りかたをしていて立ち上がろう
とした際、俗に言う「ギックリ腰」の様な感じとなり、何とかホテルに
着いたけれども食事も取れない位になってきて非常に困っている・・・。

今から二日間もバスに乗るのは厳しいけれど、今から湘南に帰るのも
嫌なので、何とかならないか考えてたら・・・ふと先生の顔が浮かんだの
で電話したのだと言う。まあ、何とも有り難いクライアントですよね。

このような場合、治療院での対応困難な状態を除外しなければならず、
急性の病名をイメージしながら電話での問診をとおしたのですが、そ
の危険性は少なかったので(急性の内臓疾患や中枢神経に関与するよう
な急性腰痛の原因もある為ですね)電話を片手に臨床を始めたのです。

30分位経過して電話を切ったのですが、結果から言えば本人曰く・・・
「先ほどは火がついてきたように腰が痛くて動かせなかったが、いまも
痛みは残っているけれど、これくらいならバス旅行を続けられそうだ」
だったのです。まあ何とも有り難いことですネ。

何故?遠隔治療のようなことも可能だったのかと言えば、ワタシ自身が
ユリ・ゲラー氏も真っ青の、バビル二世並みの"超能力中年"だからです。
・・・ゴメンナサイ、上の文章は我慢できずチョットだけ冗談を・・・(笑)

さてさて、気を取り直して頂いて・・・。
では、一体どうしたら操体の臨床が電話口から行えるのだろうか?その
種も仕掛けもありますので、あと三回のブログで皆さんも出来る筈です。
あ!そうそう、そうはいっても「操体」の理解度によりますが・・・ネ(笑)

まずはこの本を紹介しておきますね。

改訂 精神科養生のコツ

改訂 精神科養生のコツ

この神田橋條治先生は、橋本敬三先生のことをご存じであり、同時に超
一流のカウンセリングが出来る精神科医であります。

以前の東京操体フォーラムでの講義中、三浦理事長が語った内容ですが、
見えない世界のことがわかるようになってくると、理解可能になるホント
のことってあってね。ある先生は、経絡はからだの中を通っているんだけ
れども、その末端で終わっているんじゃなくて、経絡は指の先から出てい
るんだっていうんだよね・・・とその内容を共感されていたんですが、こ
の先生が神田橋條治先生なのです。

ワタシ自身、いままで目に見えないものを通じて「経絡現象」を鍼灸師とし
て扱ってきたわけですが、正直に言って、目では見えないだけに古典であ
る滑泊仁の著書「十四経発揮」を元に経穴(=ツボ)を記憶するのですが、

図解十四経発揮

図解十四経発揮

勉強した記憶の中によれば、経絡の流注は「からだ」の中を通るラインであ
って、それが外に出ているとか繋がっているという理解はしていません。
(少なくとも、国家資格を習得する"だけ”の勉強では・・・必要ないのです)

しかし、この「経絡」というモノは途轍もなく深いものであり、橋本敬三
師とも交流のあった、故藤田六朗先生も「経絡現象」のことを非常に、実
にマニアックすぎるほど掘り下げておられますし、先日の岩吉実行委員ブ
ログにも少し紹介がありましたから、覚えていらっしゃることでしょう!

話を元にもどしますが、橋本敬三師も「経絡」について著書中に色々と考察
されているので、操体の臨床においても重要なことは間違いありません。
ですから、ワタシ自身は「経絡現象」を「操体」の「同時相関相補性」で扱って
「重心安定の法則」に基づく、「からだのつかいかた」「からだのうごかし方」
を電話口でヘラヘラ語りつつ、「経絡現象」が繋がったので臨床を組み立て
たというわけなのです。

先ほどユリ・ゲラー氏の事を書きましたが、真面目に"見えないモノ"を研
究される方が増えてきてサッと読める!なんて良い時代なのでしょうね。
中世のヨーロッパに生まれていたら・・・そうはいきませんぜ、皆様。

「見えないもの」を科学する

「見えないもの」を科学する

佐々木茂美先生は東北大学工学部精密工学科を卒業されており、1998年の
時点で東海大学の教授をされていますが、著書中の記載で面白いのは、い
わゆる超能力のエネルギーはどの程度計測可能なのか?をデータとして、
”数字”で書きとめてくれたのです。

これはワタシ自身、神田橋條治先生の語られているイメージにピタッと適
合しまして、俄然「経絡現象」を学んできた上での"愉快度"と"理解度"が上
昇し、さらには「操体」で橋本敬三師の語られていた、「般若身経」のなかで
中枢神経を介して”連動”することの理解も深まったのです。

おや・・少し長くなってしまったので、続きは次回に。
では、秋の夜長にお付き合いいただきましてありがとうございます。


「2014年秋季東京操体フォーラム」 開催決定

今回は11月22日(土)23日(日)の二日間開催いたします。
メインテーマは「操体進化論」です。

特に、22日は場所の都合上、人数が限られておりますので
ご参加希望の場合はお早めにお申し込み下さい。
詳細は以下、「東京操体フォーラムHP」をご確認ください。
http://www.tokyo-sotai.com/?p=813