東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

やるべきことをおさめる

からだの個々の細胞たちは(体内の常在菌も含めて)

それぞれの役目を果たして一つのユニットになっています。

 

それぞれがそれぞれの立場で主人公です。

一位もビリッケツもありません。

いらない存在など一つもない。

 

よく脳はからだの司令塔とか言われますが

それだって情報を処理して指令を出すという

役割を担っているだけでいちばん偉いわけではありません。

 

その指令に準じて働くものもいれば、

独自に判断して働くもの、実は脳と同じように

情報を処理して判断し、発信しているものもいます。

 

この個性豊かなメンツがそれぞれの立場で

(いい意味)で暴れることができるから

「ONE HEART BEAT」=「一つ」になれるのです。

 

からだの個々の細胞たちが

日々それぞれやるべきことを「おさめる」から

からだが全体一体となって「おさまる」。

 

からだの個々の細胞たちの

「やるべきことをやる」=「おさめる」というプロセスに

支えられて、私たちの健康は成り立っている。

 

いかに健康寿命を延ばすことができるかが課題の昨今。

 

まずはこのプロセスに目を向けて、からだに感謝したら、

次は一人一人がやるべきことをやる番です。