ヒトの姿勢に正しさの基準があるのでしょうか。
例えば、姿勢がいいですねぇと言われる方に聞けば・・・、
「小学生の時、”健康優良児”と言われたんですよね」
一方で、姿勢が悪いといわれることの多い方に聞くと・・、
「小学生の頃、検診で側弯症って言われたので」
フムフム。では、その姿勢の基準は誰が決めているのでしょうね?
年齢や場所、その文明や流行の価値基準は様々なのに、時代と共に変
化が続いていても、基準は「まっすぐ」。
さぁ・・・・・一息ついて・・・・・3・2・1、ハイ!(ご一緒に)
「歪んでるから(こそ、それで) 助かってるんだ!!」
そもそも伸縮し、撓み、捻じれ、曲り、くねる。
生命体の流れとは生物本来としての、逞しさを感じませんか?
まっすぐな姿勢は正しいのか?その評価について、基準の「ウソか、
ホントか」一つのヒントになりそうなのが、舞洲ゴミ焼却場のデザイ
ンで有名な豪の芸術家、故フンデルトヴァッサー氏の言葉です。
あまりにも大胆で”見た目の”左右上下対称を排した独創的なデザイン。
ゴミの持つイメージ、ネガティブさをポジティブに変える試みには、
畏怖しつつ感謝する、天然自然への哲学思想が宿っているようです。
「自然の中に 唯一存在しないものが直線である。
(もし)社会や文化が、存在しない直線に基づいているとすれば、
やがて すべては 崩壊するだろう」
にゃるほど~!猫が丸くって可愛い理由もそこかぁ~(そんなオチ?)
<歪み考~その②~>
苦労の果て・・・努力の結果・・・健康になれた!(という思い込み)
いとも簡単・・・誰でも出来る・・・健康になった!(という触れ込み)
健康にまつわる常識と非常識は、いつでもPRが伴い、TVやインターネット
を問わず、皆が人間の欲が生んだ新しい情報にばかり注目してきた・・・。
外側からの刺激的な健康法を探し求める限り・・・人のこころは歪んでくる。
そんなことを「からだ」が教えてくれたことで、「今」の、私自身は在る。
岡村郁生
(おまけでゲッツ! 今日の豆知識 ~国語辞典(小学館)編~)
・歪み(ひずみ):元の形がなくなること。
・歪む(ゆがむ):形が曲がる。心がねじける。
なるほど~!でも普通に、”ねじける”って言わないですよねぇ。
ちなみに、”ねじける”の漢字は拗けると書きますが、その意味は、
”ひねくれる”とか、”素直でなくなる”という意味なのだそうです。