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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

②”ひずみ”と”ゆがみ”

岡村郁生(おかむらいくお)

 

ヒトの姿勢に正しさの基準があるのでしょうか。

 

 

 

例えば、姿勢がいいですねぇと言われる方に聞けば・・・、

「小学生の時、”健康優良児”と言われたんですよね」

 

一方で、姿勢が悪いといわれることの多い方に聞くと・・、

「小学生の頃、検診で側弯症って言われたので」

 

フムフム。では、その姿勢の基準は誰が決めているのでしょうね?

 

年齢や場所、その文明や流行の価値基準は様々なのに、時代と共に変

化が続いていても、基準は「まっすぐ」。

 

 

さぁ・・・・・一息ついて・・・・・3・2・1、ハイ!(ご一緒に)

 

「歪んでるから(こそ、それで) 助かってるんだ!!」

 

 

そもそも伸縮し、撓み、捻じれ、曲り、くねる。

生命体の流れとは生物本来としての、逞しさを感じませんか?

 

まっすぐな姿勢は正しいのか?その評価について、基準の「ウソか、

ホントか」一つのヒントになりそうなのが、舞洲ゴミ焼却場のデザイ

ンで有名な豪の芸術家、故フンデルトヴァッサー氏の言葉です。

 

あまりにも大胆で”見た目の”左右上下対称を排した独創的なデザイン。

ゴミの持つイメージ、ネガティブさをポジティブに変える試みには、

畏怖しつつ感謝する、天然自然への哲学思想が宿っているようです。

 

 

「自然の中に 唯一存在しないものが直線である。

 (もし)社会や文化が、存在しない直線に基づいているとすれば、

 やがて すべては 崩壊するだろう」

 

 

にゃるほど~!猫が丸くって可愛い理由もそこかぁ~(そんなオチ?) 

 

 

<歪み考~その②~>

 

苦労の果て・・・努力の結果・・・健康になれた!(という思い込み)

 

いとも簡単・・・誰でも出来る・・・健康になった!(という触れ込み)

 

健康にまつわる常識と非常識は、いつでもPRが伴い、TVやインターネット

を問わず、皆が人間の欲が生んだ新しい情報にばかり注目してきた・・・。

 

外側からの刺激的な健康法を探し求める限り・・・人のこころは歪んでくる。

 

そんなことを「からだ」が教えてくれたことで、「今」の、私自身は在る。

                    

                              岡村郁生

 

(おまけでゲッツ! 今日の豆知識 ~国語辞典(小学館)編~)

・歪み(ひずみ):元の形がなくなること。

・歪む(ゆがむ):形が曲がる。心がねじける。

なるほど~!でも普通に、”ねじける”って言わないですよねぇ。

ちなみに、”ねじける”の漢字は拗けると書きますが、その意味は、

”ひねくれる”とか、”素直でなくなる”という意味なのだそうです。