東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ゆがみ~その5~

「こうしなければいけない」

という「きめつけ」を取っ払って「歪み」と向き合ってみる。

「きめつける」かわりに「ききわける」ことを通して

「からだ」と向き合ってみる。

 

そうすると

「からだの設計にミスはない」ということが見えてくる。

設計にミスがないんだから「歪む」ことは想定内だ。

設計にミスがないんだから、あとは設計通りに生きていける

ように自然の法則に乗っかればいい。

例え「カタチ」が歪んだとしても。

 

ボディが歪むプロセスと症状・疾患が発症するプロセス、

症状・疾患が治まるプロセスとボディが元に戻るプロセス。

 

プロセスに気づくことができたから、

「きめつめる」から「ききわける」に変化した。

 

 

まあ、こういう想いで日々臨床と向かい合っているのです

が学べば学ぶほど、やることがシンプルになるかわりに奥

が深まっていきます。

 

今34歳なんですが、男性の平均寿命まで生きたとして

ざっと40年はこの仕事を続けていくわけです。

 

そうすると、なるべく早いうちからきちんと修めていきた

いじゃないですか。一生ものですから。

 

「大変なことに足を突っ込んじゃったけど、一生愉しめる

んだから。」

 

お盆が近いせいか、そんな声も聞こえてきそうです。