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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ステージの下で

寺本 雅一(てらもと まさかず)

いままで「歪み」だと、感じていたものは

ありのまま見つめてみれば、「変化」であった。

 

このありのまんまを診る、という姿勢は

操体の肝なのではないかと感じています。

 

至極シンプルで、簡単なようでいて

この素直で謙虚な姿勢を身につけることは

何よりも奥が深く

生半可なことではないように、最近感じています。

 

話はそれますが、つい先日

尊敬する歌手の方が出演するライブに行ったときのことが思い出されました。

開演前に着き一組目から最後まで、お目当ての方以外の演奏もすべて見ていて

気が付いたことがあります。

 

出演者各々が独自のステージを展開し、

実に豊かな表現世界を舞台の上で繰り広げている。

 

一方で、一点、非常に気になったのは

みなさん「ステージの上」では自分自身の行なっていることに

「謙虚な姿勢」をひしひしと感じるのですが

「舞台を降りた後」というのは

その謙虚さが消えさっているように見えたこと。

中には他の人が演奏している間に

無遠慮な振る舞いをされている方もいたこと。

 

そして、これも印象的だったのですが

お目当ての歌手の方というのはステージ以外の場所でも

そのまんまの謙虚な姿勢だったこと。

 

この日感じたことというのは

他人ごとではなく、自分ごとのことだと思っています。

 

「謙虚な姿勢」は

ステージの上だけのことでは、決してない。

寧ろ、ステージを降りた後にこそ

自分自身に問いかけていることなのではないだろうか。

そんな風に、強く感じる夜でした。

 

からだやイノチを、素直に、ありのまま診る。

その謙虚な姿勢も

「臨床」という舞台の上だけのことでは

決してない、と感じています。

 

今日は「終戦の日」。

どんなことを感じる一日になるでしょうか。

 

一週間ありがとうございました。

明日からは笑みの奥に、鋭い眼差しの光る

友松実行委員が登場します。

おたのしみに!