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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

陰と陽(五日目)

畠山裕美(はたけやまひろみ)

「息食動想」の食、人間の食性と歯の数の関係というのは、 橋本敬三先生のオリジナルではなく、生長の家谷口雅春氏の 教えから 来ているそうです。

三浦先生は、修業時代の日課で、温古堂の トイレにあった生長の家の日めくりカレンダーをめくっていたそうです。

最近、某自民党議員が「生長の家の教祖は、戦争を浄化としている」 というような発言をしています。

実際、近年「生長の家」の右翼化の傾向が進んでいるようですが、 戦前ならともかく、21世紀、陰の時代、女性性の時代、 水瓶座の時代にはそぐわないことです。

時代が陽の時代から、陰の時代に変わって 70年が経っています。

時代にそぐわないものは、 やはりそぐわないのです。

橋本敬三先生が、生長の家のカレンダーや、 食の教えをヒントにしたからといって、戦争に賛成していたとは 思いません。何度も戦争で外地に赴き、 三年間もシベリアで辛い生活を送ってきたのですから。 (異論がある方はお知らせ下さい)

そして、何よりも

当時は「陽の時代の末期」だったということです。

操体が「楽な動き」という、 正體術の影響色濃いものから 「きもちよさ(快適感覚)」という 「動きから感覚へ」という移行も、 陽の時代から陰の時代への移行と 考えると納得がいくのです。

春日大社宮司を務められた葉室賴昭氏の自伝を 読んだ事がありますが、医学生時代、結核で倒れ、 もう助からないと、戸板に乗せられて列車に乗ったところ、 谷口氏のある言葉によって救われ、 結核がうそのように快癒したという話がありましたっけ。

橋本敬三先生は特にどの宗教に属していたという わけではありません。若い頃はキリスト教に惹かれ、 教会にも通っているし、30代後半、初めて出征する 前の函館時代にも教会に深く関わっていたという 書籍が残っています。

「後年この観の転換や不動安心の精神的経験は、 谷口哲学(生長の家谷口雅春師所説)によって整理補強され、 桜沢如一氏の陰陽弁証法哲学によって強化された。 この経験は医学畑に入る前から始まったことであるが、 今から考えてみてしあわせなことであった」(同書377ページ)

ということで、「救いと報い」という操体哲学のコアになることは、 桜沢如一氏の陰陽弁証法哲学によって整ったのです。

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2015年冬季東京操体フォーラムは12月5日(土)6日(日)の開催です。