東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2015年1月

近所に綿の木を育てている方がいて、
11月頃になると、綿が吹き出しています。
『ふわふわ』したものが枝についている光景は、
なんとなく、優しい気持ちになります。
今朝は、その綿の上にも雪が積もり、いつもより少し大きな綿になっていました。
急ぐ気持ちに、つかの間の休息を与えてくれます。

あせをかきながら、学問に取り組む師の姿を感じながら、
わが身を置き、学ぶことのできる環境は、

どんなに幸せなことでしょう。
どんなに嬉しいことでしょう。
こころの豊さに包まれた日々は、創造性に富んでいます。
追いつくことのない目標を、追いかけている時間は、
集中をこえて、
熱中しています。

宮大工、小川三夫さんの著書『棟梁』という本があります。

棟梁―技を伝え、人を育てる (文春文庫)

棟梁―技を伝え、人を育てる (文春文庫)

以前に、小川さんのお話を聞く機会があり、その時に出会った一冊ですが、
そのなかに「早く言葉というもんから離れないと、頭も体もいうことをきかんぞ。」
「体から体に技や考えや感覚を移すのが職人の修行だ。」という文章があります。
ひとつひとつの文章を噛み締めながら読みました。
技を伝え、人を育てる、愛を感じる一冊でした。


「2015年春季東京操体フォーラム」開催決定
4月29日(祝)に開催いたします。
『目からウロコ』のプログラムを企画しております。
詳細は以下、「東京操体フォーラムHP」をご確認ください。
http://www.tokyo-sotai.com/?page_id=980