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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

増幅ではなく、転換へ。

友松 誠(ともまつ まこと)

こんにちは。

今週は友松が担当いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

今回のテーマは「ネガティブなエネルギーから身を守る」との事。

臨床に携わって、身心の不調、病みを抱えている人を診させていただいていれば、ネガティブなエネルギーとは無縁ではいられないと思う。

私も開業する前は、色々な種類の手技療法を学んでみたくて、いくつもの治療院で働かせていただいていた時期があった。そのなかで、時々「邪気をもらっちゃったよ」という会話を耳にしたことがある。
邪気という言葉はあまり好きではないが、要は患者さんからネガティブなエネルギーをもらい、自分も消耗して何か落胆した気持ちになったという事だと思う。

確かに東洋医学には邪気という概念はあるが、あの人に邪気をもらったとか、そういうことはあまり言わない方がいいと思う。確かにそういうエネルギーはあって然りなのだが、もしそれを自分が言われていたらショックだと思う。

誰だって、そういうエネルギーを多少は持っている。病気や怪我など何かの拍子に、ネガティブなエネルギーとして増大させてしまうこともあるだろう。同情こそすれ、邪険にした言い方をするのはおかしいと思う。

しかし、たまに本当に嫌な顔で邪気をもらったとか言う人もいる。人から受けたネガティブなエネルギーを、増幅させるようにして、まわりに発散してしまうのだ。
これは良くない。聞いた人は嫌な気分になるし、ネガティブなエネルギーをもたらしたとする人の事まで悪い印象を持ってしまう。

イジメなどの問題にも当てはまると思うが、ネガティブなエネルギーを受けて、その嫌な思いだけをそのまま伝搬させてしまえば、コミュニティとして攻撃や排除の対象としてしまいやすいのだ。
思いやりの心のないままではいけない。ネガティブなエネルギーを受けても、思いやりの心があれば、その様子を他の人に話す時も言葉をはじめ、その表現方法は調和に向けたものに変わるはずなのだ。

調和に向けた変化。ネガティブなエネルギーを受けたなら、それを伝搬させずに抱え込めということではない。周囲に話す場合でも、臨床家であったなら、病みから立ち直るのを望むのが当然なのだから、その想いを優先させる。
そして周囲の助言なり協力が得られれば、受けたネガティブなエネルギーも、その人を病みから立ち直らせる為のエネルギーへと転換されていくと思う。

また、そういう信頼で成り立つコミュニティを持つ、そのようなコミュニティを皆で創造っていくという事も大切だと思う。

 

 

2016年春季東京操体フォーラム 4月29日(金)昭和の日 開催決定

速報などの詳細は東京操体フォーラムHPをご覧ください