東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

5日目

「非対称性のバランス感覚」

すべての現象物(ヒト、人間)は、非対称性である。地球(地軸)だって23,4度の傾きがあって成り立っているから、この大宇宙だって、非対称性のバランスで調和がとれているのかもしれない。(かもではなく、私はそう思う。)

 

近頃、僕はつねに生体の動き(運動)から、生体の構造(つくり)を検証しつづけ、非常(とても)にこの非対称性の妙理に感心しているんだネ。非対称が、けっしてアンバランスな調和じゃないと実感しているってことだ。非対称性こそ、全体一体一つの総和(愛と調和の意志)であると思う。

 

息診法ということに気づいて、数年ほどになる。これも非対称性の時空間の物理なんだよ。この非対称性にはスキ間がある。このスキ間の時空間によって現象が、かわるんだ。このスキマが非対称のバランスなんだね。つまりテキセイに定まるということなのだ。

 

自分(テメエ)のことしか頭が回転していない自分の思考では、まとまりがつかなくなってくる。この思考が対称性のもの、つまり比較対象のもの、ジゲンの低いものだから、迷路に落ち込んでしまう。

 

対称性の成り立ちじゃないと、性相は同じである。つまり、男女、オス、メス、メシベ、オシベの性別が分類できないんだ。分類できないと分析不能だ。カミさまは、自分一人じゃ淋しすぎると、自分に似せて、人間を創造したと…その上で、男だけじゃつまらないと思ったはずで、この世に、うめよ、ふやせよの創造にはほど遠い、性相のちがう女を創造してみせた。すべてのいのちをそのように分けたのであろう。まず創造にあたっては生命をうみだせるモノから創造した。女からである。カミからみれば、「私をうみだせるもの」は尊いのである。そして、そのもの、こと、なりのハジメは言霊(ロゴス)であった。このカミゴトに相対語はありえなかった。すべてが「善(よ)」しであった。罪とか悪という対称語はもちろんない。愛そのものの実相がカミだから。

 

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2016年春季東京操体フォーラムは4月29日(金)開催です。

テーマは「上手い下手について」