東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「言葉を正すこと」

ポジティブなエネルギーを生み出すのも、ネガティブなエネルギーを受け取ってしまうのも日頃から自分が発している言葉が関係しているように思います。

 

私自身も生活空間の中でついつい不平不満を口にしてしまうことがありますが、普段のちょっとした言動が自分の身を護ってくれている波動を狂わせているように感じます。

 

特に普段から注意して使わないように意識しているのが「ムカつく」「めんどくさい」という波動の荒い言葉です。

 

操体を学ぶ以前の私は仕事でのストレスがピークに達するとこういった言葉を無意識に使ってしまっていましたが、ある日、母親から「そういった言葉ばかり口にしているとからだが病むよ」と言われたことを憶えています。

 

当時はそんなことを気にも留めていませんでしたが、こうやって操体の学びを得て母親の言葉を振り返っていくと、確かに言葉とからだ、そして生き方は表裏一体の関係にあるように思えます。

 

自分が発している言葉の波動を80兆の細胞は敏感にキャッチし、からだに歪みとなり表れる。逆にからだが自然な状態になってくれば、言葉も統制され、魂が悦ぶものを自ずと選択してくるということです。

 

橋本先生も「言葉は運命のベクトル」という事を述べられていますが、自分が発している言葉は正に自分自身の生き写す鏡なのです。

 

その鏡を常に綺麗に磨いていければ、外界からの悪い空気から身を護ることにも繋がり、また自分自身が本来望んでいる生き方にも繋がってくるのだと思います。

 

2016年春季東京操体フォーラムは4月29日(金)開催です。

テーマは「上手い下手について」