今日は2016年春季東京操体フォーラム開催日。
テーマは「上手い下手について」。
僕は「上手い、下手」という概念は固定的ではなく、
流動的だと思っている。
だから、誰でも上手くなるし、誰でも下手になる。
たとえ今現在下手であったとしても、それは「下手な
人」ではなく、「下手な状態の人」なのだ。反対に今
現在上手であったとしても、それは「上手い人」では
なく、「上手い状態の人」なのだ。
「状態」とはその時々のありさまだ。それは変化でも
ある。そして、その変化をキャッチするには感覚が必
要になってくる。
「慣れたころが一番危ない」という言葉がある。
「無意識にできる」ことと、「感じなくなる」ことは
同じではない。ここを混同すると「自分は上手いゾー
ンにいる」と思い込み、感覚を手放し、そこに安住し
てしまう。これでは危ない。
「上手い、下手」も行きつくところは感覚。いわば僕
らの自己責任。だからこそ、そこには可能性が眠って
いる。
そんなことを感じながら、今日一日を愉しもう。
2016年春季東京操体フォーラムは4月29日(金)開催です。
http://www.tokyo-sotai.com/?p=1278
2016年9月 新創生期操体法特別臨床講座 開講!