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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

その感覚は財産。

友松 誠(ともまつ まこと)

おはようございます。

 

何事も動作一般に言えることですが、からだ全体で合目的な使い方ができれば能率が良く、見栄えも良く、心も晴れ晴れしてくるものです。

からだを動かす事は、生きていく上での最小限必須条件であり、その使い方にも責任があるのです。能率よく使えていれば生活の質も向上しますが、責任を放棄していれば様々な面で不調和が生じてしまいます。

 

責任を果たすには法則を知る必要があります。からだの使い方に関しては、身体運動の法則があり、世界で一番短いお経になぞらえて般若身経と名付けられています。

この般若身経、その命名どおりに、からだの使い方を本当にシンプルに説いています。しかし、シンプルゆえに奥は深い。

なぜかというと、人間一人一人は、一定の秩序や真理で成り立った上での、様々な可能性を秘めた個性真理体だからです。その個性真理体の誰にでも共通する真理を辿っていけば、その表し方はシンプルにならざるをえない。だから、本で読んで頭で理解しても、その本質や法則の有難味はわからないんですね。

実際にやってみて体感しないと。やってみても最初は戸惑いがあるかもしれません。それは、自分の動きとからだの動きは違うからです。自分の勝手で動いても、なかなか協調した全体的な動きというのは表現されて来ないんですね。

簡単そうに思えても、人それぞれ生活の間違いからの習慣化されたものがあり、勝手が違うんですね。その勝手を取り除き、自然体としてのからだの動きを体感するには、善い指導者の指導を仰ぐ必要もあります。

 

操体の指導者というのは、動きを骨格関節、筋肉の働きの枠の中でしか捉えない偏った専門家ではありません。からだの動きには、呼吸や目線などとの相関性もあるのです。法則との相関性も生かして、からだの使い方を指導しているのが操体の指導者、臨床家なのです。

今回の春季フォーラムでは、その好例がありました。三浦理事長から目線についての新たな提案がなされ、それを参加して下さった方々が実践されると、みるみるからだの動きが変わってきましたものね。

そして、その表情も目がキラキラ輝いて、ほんとに愉しそうでした。自分の動きではなく、からだの動きが表現されてくると、からだも心も快の方向性に向くのでしょうね。

自然法則に則り、自分自信で動き、得た快適感覚。上手くなるための財産になると思います。

 

2016年9月 新創生期操体法特別臨床講座 開講!