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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

習慣。

おはようございます。

 

環境に適応することが健康につながりますが、健康とは自分自身で創造していくものだと思います。創造とは新たにつくりだしていくという意味合いがありますが、まずは自然環境にからだとともに順応できるようにしていくべきであります。その為に自然法則を知り、からだをとおして識っていく必要があります。

 

人間が生きていく上で、必須な生命活動を最小限まで突き詰めていくと、呼吸、飲食、身体運動、精神活動の四つに絞られ、それぞれに自然法則が自在し、責任も生じます。そして、生命現象はバランス現象ですから、この四つのうち一つが悪くなれば他も悪くなるという性質と、一つが良くなれば他も良くなるという性質があります。

ですから、四つの自然法則を知った上で、その中の一つでも自然法則に沿ったものとしていくことで、生命活動の質は善くなっていき、自然環境への順応性が高まり、様々な環境への適応能力も増していくことになります。これは、健康状態がより善くなっていくという事でもあります。

 

四つのうちで一番取り組みやすいというか、一番からだと自然環境との調和が意識できるのは身体運動の法則、つまり般若身経だと思います。自然環境の一つである重力との調和は、身体運動にとって切り離せないものですから。

般若身経をつうじて、からだ(自分自身)と向き合い、それを習慣化していく。そうしていくことで、からだのバランスは勿論善くなり、他の生命活動である呼吸、飲食、精神活動も善くなっていく。自然界の一部であるからだは身体運動だけでなく色々と至らない点を、感覚をとおして教えてくれたり、励ましたりもしてくれるのです。からだと偕にある習慣をもつことで、心もからだも変わっていけるのです。

私もそうでしたが、健康状態が善くなった人は沢山います。是非、善い習慣を基に日一日と、心新たに、より善い自分自身を創造していってほしいのです。神人合一の生命観からすれば、一人一人それぞれが、それぞれに無限の可能性と創造性をもっているはずですから。

 

昨日も引用させていただきましたが、医師の日野原重明先生の書いた「生き方上手」という本には、このようなことも書いてありました。
 

【 人生は、ひと言で言えば習慣です。アリストテレス(前384~322)は、「習慣とは繰り返された運動」であり、習慣が人間の性格や品性をつくると言っています。
 習慣に早くから配慮した者は、おそらく人生の実りも大きく、習慣をあなどった者の人生はむなしいものに終わってしまいます。習慣は日々の積み重ねですから、それが習い性になってしまえば、その後はつらいとも面倒だとも感じなくなります。よい習慣をからだに覚え込ませればよいのです。
 鳥は生まれついた飛びかたを変えることはできません。動物は這いかた、走りかたを変えることはできません。けれど人間は生き方を変えることができます。それは、人間だけがいのちに終末があることを初めから知っているからです。かぎりあるいのちをどう生きようか、と生き方を考えることができるのは、人間にだけ許された特権なのです。
 「人間は死に向かって成長する」と、精神分析学者のエリクソン(1902~94)は言いました。年とともに肉体は衰えても、心はつねに生きる意味を探求しながら前進できるとは、なんとありがたいことでしょうか。 】
 

改めて、人間という存在は凄いと思います。人間に生まれてこれただけでも素晴らしいことであり、有り難いと感じます。

 

一週間のお付き合い、ありがとうございました。
明日からは、畠山先生の担当となります。
来週もどうぞ宜しくお願いいたします。


友松 誠。

 

 2016年9月 新創生期操体法特別臨床講座 開講!