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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「シンカ3 ~臨床の本来在るべき姿~」

三浦 寛幸(みうら ひろゆき)

先日、何年振りかに診させて頂いたクライアントの方に「触れ方が変わりましたね」と言われました。

 

意識的に触れ方を変えたわけではありませんが、そういった変化も臨床に対する捉え方、向き合い方が大きく変わったからだと思います。

 

以前の私は各分析法にしても、皮膚の事に関しても、学んできたことをどうにか臨床に生かそうとする思いが強かったことでからだと素直に向き合えていなかったように思います。

 

それが操体の進化と共に私の臨床に対する向き合い方も「治すことはからだに任せる」という姿勢に変化し、からだとの信頼関係が少しずつ築けるようになってきたように感じています。

 

そういった「からだとの信頼関係」を構築していくことで橋本先生が説かれていた「自力自療」の本当の意味が見えてきたように思います。

 

自力自療を成していくにはからだに触れることが全てではないということ。つまり治療という土台の上に「指導」がなければなりません。

 

患者自身が日々の生活の中でからだと向き合っていけるように指導していくことが臨床家に最も必要なことだと思うようになりました。臨床の中に指導が入ることで患者自身が自己責任と向き合い、日々自分のからだと真摯に向き合っていく、そういった意識に変えていくことが本来の臨床の在るべき姿ではないでしょうか?

 

現在の操体はそれが成せるものへと進化しています。

 

それは一人一人が自分で健康を勝ち取っていける健康医学の体系化であり、臨床の姿も本来在るべき形へと進化していっているのです。