東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「様々なセンスを磨く ~直感~」

操体を学び、実践していく中で変わったなと思うところがあります。それは自分の選択に迷いがなくなってきていることです。

 

例えば何かものを買うにしても以前は思考をフル回転させ、より自分にとって「損をしない」ように選択をしてきましたが、最近ではそういった損得勘定がなくなり素直に欲しいものを直感で選択するようになりました。

 

これが意外と外れがなく、大満足といかなくても「買って良かったな」と思える選択が出来るようになったのですが、これも自分が磨いてきたセンス、直感があながち間違っていなかったこと、信じられるものになってきたからだと思います。

 

そういった自分自身のセンスが間違った方向に向かないのも自分自身の好きなもの、嫌いなものを感覚的に理解してきているのだと思います。

 

それも操体の学びで得ていることが日々の生活の中で活かされてきている現われなのだと感じます。

 

また「直感」ということにおいては家族の影響が大きかったようで、子供の時に祖父や父と買い物に行った時に買うものに迷いがなく、どんどんかごの中に物を入れていく姿を見ていたからだと思います。こういった祖父の姿勢も自分自身の培った直感や感覚を信じて物を選択しているからなのだと思います。

 

選択というのはその日の気分や体調によって多少の変化が生じるものかもしれませんが、迷わないこと、自分の直感を信じることが自分のセンスを磨いていく一つの手段のように思います。