読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

さっきのてがみ

寺本 雅一(てらもと まさかず)

童謡・唱歌で有名な「やぎさんゆうびん」を

「臨床」の観点から覗いてみています。

 

やぎさんゆうびん
作詞:まど みちお 作曲:團伊玖磨

しろやぎさんから おてがみ ついた
くろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきのてがみの ごようじ なあに


くろやぎさんから おてがみ ついた
しろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきのてがみの ごようじ なあに

 くろやぎさんはムシャムシャと手紙を食べてから

しかたがないので、しろやぎさんに手紙を書きます。

そこに書かれたメッセージの内容は

 

さっきのてがみの ごようじ なあに

 

です。

ここで、ひとつ発見があります。

 

くろやぎさんは、先ほど自分が食べてしまったものが

「手紙」だと知っていました。

そこに何らかのメッセージが記されていることを感じながらも

「読まず」に、「食べた」。

 

・衝動的につい食べてしまった。

・手紙を読むのが面倒だった。

・その手紙の内容を見ることに抵抗があった。

 

他にもたくさん理由は考えられますし、

理由は色々あるのだと思います。

 

もし、理由のひとつに

「読みたかったけど、手紙の読み方がわからなかった」

というものがあるとしたら

それは大きな葛藤だと思います。

 

でも、この「葛藤」は、すごくよくわかります。

 臨床の世界に重ね合わせてみると、

 

からだから何らかの「メッセージ」が届いているらしい、

でも何がメッセージなのか、

その読み方も正直なところわからない。 

 

では、

このメッセージをまずしっかりと受け取るために、

どんなアプローチができるのだろうか。

 

操体が目をそらさずに、寧ろ光を当てているのは、

まさにこの、手紙の「読み方」。

その為に必要なアプローチの方法なのだと思えてきます。

 

2017年春季東京操体フォーラム開催します!

f:id:tokyo_sotai:20130504125847j:plain