読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

しかたがないので2

寺本 雅一(てらもと まさかず)

童謡・唱歌で有名な「やぎさんゆうびん」を

「臨床」の観点から覗いてみています。

やぎさんゆうびん
作詞:まど みちお 作曲:團伊玖磨

しろやぎさんから おてがみ ついた
くろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきのてがみの ごようじ なあに

くろやぎさんから おてがみ ついた
しろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきのてがみの ごようじ なあに

お手紙を読まずに食べたしろやぎさん。

「しかたがないので」しろやぎさんは、

また手紙を書きます。

 

しろやぎさんにとっては「2通目」の手紙。

一方、そこに書かれているのは

最初に伝えたかった「1通目」の内容とは

まったく別なメッセージかもしれません。

 

手紙を書くという、

アプローチは一緒なようでいて、

そこに書かれているメッセージが変化した。

手紙を書いた「目的」が変化したからでしょうか。

 

操体の「診立て」を学んでいるとよく出てくるキーワードに

「火元」と「サイレン」という例えがあります。

 

からだからのメッセージとして、

「ここを診て欲しい」という「火元」があるのに、

そこになかなか気付いてもらえないと、

別な場所、ないしは「症状・疾患」という

分かり易い「サイレン」のように

メッセージを発信してくれます。

 

そこでうっかり、「サイレン」の方にばかり目がいってしまうと、

「サイレンに水ぶっかけるようなことをするな!」と

怒られて(笑)、からだとのすれ違いは

益々深まっていく、ばかりです。

 

今度のフォーラムでは、現役の操体臨床家の事例発表の機会を

たくさん用意しました。

診立ての現場をきける、絶好のチャンスだと思います。

 

2017年春季東京操体フォーラム開催します!

全国から悩めるやぎさんやひつじさんが集合しています。

f:id:tokyo_sotai:20110806174725j:plain