東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

プロ意識とプロ根性(6)

そして、開業していようがいまいが「プロ意識とプロ根性」というのは関係ない、というのが、私の気持ちです。
 
 
私が結構「ムカっ」とするのは「自分はプロじゃないから、操体はそこそこできればいいんです」という輩です。
 
 
「別にプロじゃないから、ハタケヤマさん程熱中して勉強するつもりはありません」
 
という方々です。
本当に謙虚な人はそんなことは言いません。
 
「プロじゃないし、開業するつもりもないから」というのは、責任逃れの言い訳です。
 
また、操体を知らない人に対しては「自分は操体がそこそこはできる」と言いたいようないやらしさも感じます。
 
つまり、プロに対しては「自分はプロじゃないですから」といい、全くのアマチュアに対しては「自分は操体を結構知っている」風に接するわけですね。
 
また、橋本敬三先生の言葉に「間に合ってればいい」という言葉がありますが、以前、これを完全に自分仕様に都合のいいように解釈し、
 
「橋本先生も『間に合ってればいい』と言ってたから、自分も操体は間に合ってるくらいできればいい」
 
と言っていた人がいました(治療家として仕事してる人ですよ)。
 
「間に合っている」というのは「6割程度」ですが、「六割程度」のを受ける人は、
気の毒ですよね。
 
というか、これもあきらかに責任逃れです。

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これも「福猫展」より「必殺仕事人」の「秀さん」です。

 

蛇足ですが、何故か理由もなく水に濡れながら走る三田村邦彦演ずる「秀さん」(ヅラを被らないという設定も斬新)はかっこよかったです・・。