東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

みたて④

青信号?え~緑色にしか見えないのになんで青信号なの?

 私が小学生だったころ、抱いていた疑問の一つでした。

 

ほんの少し前まで、日本人(私の祖母など)は当然のように

緑色のことを指して「青い」と表現していたのです。

 

これ、若い人に言えば、ホントかなぁって訝しがります。

この一例のように、時代により表現も変化しています。

  

時代(時間)が変わって現在、便利な世の中になりました。

 

大概ググって調べればいいし、情報の共有という一面は、

とてつもなく進化しましたから、その情報に同意するも、

訝しがるのも、結局はその人次第です。

 

それはそれで、便利なのですけれども、気付きにくい罠、

つまり、何かしら不便な一面もあり、「からだ」に訊けば

不自然な感じもあるような…そんな感じはあるのです。

 

ひとつの物事、出来事の繋がりは、少し前より”思考的”で

”感覚的”な判断をしにくい一面もあるように想えるのです。

 

同様に、人それぞれの考えや捉え方をするのも、以前は

感覚的であればこそ、疑問符をつけることも少なかった。

 

今は、自由に選択できるのに、見えない圧力もあります。

 

シンプルさを忘れたくないものです。

何が自然で、何が不自然なのか、それは時代を超えます。

 

ことにこのついては、操体の基本「からだにききわける」

という見立てを知っておけば、シンプルになります。

 

「肌で感じる」という言葉もあるように、「からだ」の皮膚

感覚を通して理解してみたら、「腑に落ちる」ものですよ。