東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

みたて⑦

ワタシ自身は想うのです。

 

世に不思議というものがあるならば、理解してみたい。

イメージできるものは、実現可能だからイメージできる。

 

仮説は仮説として置くのみなく、熟成させて立証したい。

え~本当かなぁ…いや、それはこういうわけだよ、と。

 

例えば・・・。

脈診の高名な先生方がそれぞれ違う「証」を診立てておき、

それぞれの「診立て」に適った「診断即治療」を施した際に、

それぞれの「診立て」で脈状も安定、症状も軽減するという、

このような不思議さも、臨床ではよしとされていました。

 

では、思い思いの「診立て」を通してもいいし、

「からだ」に思い思いの「処方」を施す。

それも成立する理由を「からだ」に訊ねたんです。

 

『それは・・・軸で・・・識してないからだよ』

ハハ~ン、なるほどそういうことだったのですね!とまぁ、

今はその不思議を、説明できるようになりましたとさ。

 

 

学び続けてよかった「操体」有り難き操体の深化、ご縁に感謝。

 

横軸と縦軸を学び、その違いを認識して「からだ」に問う診立て。

その違いがわかることで、不可視を可視にもできるのです。

 

・・・理想の診立てですか?

お互いに歪んで助かっていることに、”感恩報謝”できる。

そのような、”臨生の身縦”に感動することですね。

 

(※臨生とは、治療中のみならず、生きている瞬間すべて、

 に貫通していることであり、身縦は、個人の生活云々でなく、

  生かされているイノチに向き合っていると言う意味デス)

 

 

さて、一週間のお付き合い、ありがとうございます。

 

明日からは日下実行委員の診立てにて縦横無尽に語ってくれます。

それでは~お愉しみにッ!!