東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ミタテ4 ~囚われない 惑わされない 執着しない~

臨床においても、生活空間においても「ミタテ」を行う中で最も注意していることは自身の経験や成功例をそのまま当て嵌めないようにすることです。

 

つい、ある一定の成果、結果が出た成功体験があると、それを次に同様のケースがあった時にそのまま同じことをやってしまいそうになりますが、それで痛い目に遇ったことが何度かありました。

 

機械を相手にすることなら取扱い説明書を見て対応していけば良いのかもしれませんが、人と向き合う仕事、特に私達操体の臨床家は「感覚」という常に変化するものと向き合う以上は常にその変化に対応出来るようにしなければなりません。

 

そういったことからも臨床では「こうすればこうなる」という方程式のような捉え方をせずに「ありのままを素直に受け入れていく」感性が必要なことだと思います。

 

それを出来るように日々自身の生き方の中で「間に合う」程度に「物事に囚われない、惑わされない、執着しない」ようにしています。