東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

生みの親の親へ。

おはようざいます。

 

昨日、最後に秋季東京操体フォーラムについて少し書きましたが、今回のテーマは「性エネルギーと生エネルギー」です。

 

ブログのテーマである「感謝」という面から捉えた場合、先に思い浮かぶのは性エネルギーの方です。

私たちが、今ここに存在しているということは、父母という親の存在があるからです。感謝ですね。

そして、その父母という親にも、また父母という親がいて、ずっとさかのぼっていくと、人間はなぜ人間として生まれたのか、とか、そもそも生物はどうやって誕生したのか、とか、生物は有機化合物の世界から、有機は無機から、無機は分子、原子、素粒子というようにそのルーツを突き詰めていくことになります。

そして、素粒子は陰(-)陽(+)波動からなり、陰(-)陽(+)は太極の意志によって設定された、ということになるようです。

太極とは無極無限であり、その意志とは? 操体創始者橋本敬三先生は「愛と調和」であり、これが「宇宙現象創世の中心理念」と説いています。

 

私たち一人一人は、この太極の意志と陰(-)陽(+)波動によって、目に見えない世界から、聖別と祝福のプロセスを経て、一人の人間として生まれてくるという事。自分のからだの細胞一つ一つも、そのプロセスを経ているんですね。そして、個性をもった一人の人間となる。

この世に生まれてきただけで、本当に凄いことであり、有難い事であり、感謝すべきだと思います。

 

そして、この世に生まれてくるときは、性をもって生まれてきます。男性、女性。この性をもって生まれてくるという事は、新たなものを生み出す可能性を持って生まれてくるということです。

一番わかりやすいのは性交、SEXです。SEXをすれば新たな生命を授かることができます。これは、他の動物の性交、交尾でも同じです。

しかし、人間と他の動物ではちょっと違います。動物は、ある一定の期間しか発情せず、性交は限られます。ところが、人間は一年中性交が可能です。

人間の性のエネルギーは特別であり、繁殖ということ以外にも、生きるエネルギー(生エネルギー)と交わうことで、新たに何かを生み出す創造力につながるのだと思います。

 

しかし、生きるエネルギーが太極(創造主)の意志に反して、勝手に先走ってばかりだと、性エネルギーは生み(創造)のエネルギーとはならずに、消耗や破壊、破滅へと向かってしまうでしょう。陰(-)陽(+)はひきつけ合ったりもするが、反発し合ったりもするという事。

 

太極(創造主、神)の意志は「愛と調和」。何かを願い、それを創造、実現しようとするならば、太極の意志に想いを照らし合わせ、生かされて生きていることに感謝してからの方が、善き事が成ると思います(時間がかかる場合もあるでしょうが)。

 

操体は、「快適に、そして満足して、健康長寿を全うしたい」という全ての人の願いを叶えるため、太極の意志に学び、実践をとおして真理を究明していく学問でもあります。

 

11月23日(木)は、何かが生まれます。

 

2017年秋季東京操体フォーラムは、2017年11月23日(木)に開催致します。
テーマは「生エネルギーと性エネルギー」です。
2017年秋季東京操体フォーラム開催!

 

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