昨日11月27日は松下電器(現パナソニック)の創業者、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助(1894-1989)さんの生誕日であった。
操体の創始者、橋本敬三先生(1897-1993)とほぼ同時期を生きた方である。
十数年前、私が新社会人となったとき、松下グループでお世話になっていたことがある。
その会社では毎朝の朝礼で、いつも会社の理念を唱和していた。
そしてその最後の一節にこうあった。
一、感謝報恩の精神
感謝報恩の念は吾人(ごじん)に無限の悦びと活力を与うるものにして此の念深き処 如何なる艱難(かんなん)をも克服するを得 真の幸福を招来する根源となるものなり
ーパナソニック行動基準 「私たちの遵奉すべき精神」ー
当時の私には、ただ読み上げるだけで、大した理解などできなかった。
今、思い返して読んでみると、その当時よりは言葉の深みが理解できるようになったのかと思う。