東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

修行の身

昨日に続き

 

このような時期に橋本先生に迎え入れていただいた。

内弟子としての5年間が始まった。

 

内弟子として3年が経ち、私は両親が住んでいる神戸に帰った事がある。

その時父親から、「なぜ帰ってきた。すぐ戻れ」と一喝されたのだ。

「たとえワシの身に何が起きようと、家の門をくぐるではない」と

言われたのである。

 

修行の身とは、そう言う立場なのである。

私が橋本(敬三)先生の元で修行する際

橋本先生は、私の父を仙台へよんで

「息子さんを預からせてもらうが、それでよろしいか?」と話したようである。

そのような経緯があったとは私は知らなかった。

父も腹をくくったのである。

息子を預けた以上、息子の好き勝手は許さなかったのである。

 

そのツケは、仙台に戻ってテキメンに現れてしまった。

つまり、「触れる」と言う皮膚感覚がすっかり消えてしまっていたのだ。

その感覚を取りもどすまで、かなり無駄な日時を費やすハメになったのである。

この事実も正義といえば、その通りである。

 

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2018年春季東京操体フォーラム

4月30日(月)昭和の日に開催致します。

テーマは「スポーツ障害と操体」です

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