東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

粒子と波を加えて重力を液体で観る⑤

ヒトの呼吸は、一分間に約18回。

大自然の生むヒビキが如き、海岸に寄せている波のリズムとほぼ同じ。

 

心拍(ビート&リズム)は、4:1で呼吸と同じ。

これもまた、自然界にある比率。

 

「音」の伝播速度は、水中において空気中の”4倍”速くなり「水」が

「海水」になると、より一層その正確性は増す。

 

・・・ということは、地球の代謝と人の代謝も、共鳴しヒビキあえる。

 

ヒトの胎児(生まれたばかりの時)は、ほぼ液体(約80%)であり、

体内にある各器官は自然界で創りだされる形にそっくりである。

 

ヒトの毛細血管と、木の枝幹は水の流れと同じ、”下から上”への要領で

伸びていき発達していく様は、それを包み込む皮膚の流れに刻まれる。

 

それもまた、空間を通じて大気(熱気と冷気)の関わり生み出すヒビキ

つまり、風紋や雲の多元的な模様に似ているのである。

 

f:id:tokyo_sotai:20180608234938j:plain

「拍=BEAT」は、「時間」の流れにおける”二点間の間”の長さ。

「拍」を規則正しく強弱をつけて刻み流していると、「拍子」を生む。

 

「水」の”祖系運動”は、”蛇行”であり直線ではないのだから、

蛇行していない水の流れは、自然のヒビキと共鳴できていないのだ。

 

現象化とは何か。

此の世に存在するすべての個体は、一度は必ず、液体を経過している。

固体化するものはすべて、プロセスとしてヒビキを感受しているのだ。