東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

楽器と観客

(昨日の続き)

からだに触れ、触れられた方は

からだからヒビキを感じる。

 

ここでいうヒビキは「感覚」という言葉にも

置き換えることができる。

 

そして、ききわけられるヒビキ(感覚)は

基本的には、その人自身にしかききわけられないものである。

 

からだを「楽器」のように考えてみるとき

被験者は楽器そのものでありながら、唯一人の観客でもある。

 

その人自身にしかききわけられない

ヒビキに触れる操者の役割というのは

本当に興味深いと思う。