東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

小松 デビューなり。

どうも初めてまして。操体の先輩であり、インドの先輩でもある日下さんからバトンを受け取り、この度 ブログデビューをすることになりました小松と申します。 どうぞこれから一週間宜しくお願い致します。私が三浦先生のもとで操体を学び始めたのは一昨年の…

原初からの解放(最終日)

前日のつづき 血も凍るようなバース・トラウマからの無意識の叫びに導かれて、病める心とからだに巣食う共通の苦痛がある。それは出生時に拒否された原初の記憶である。出生時のあの出来事が、一挙一動が、赤ん坊の心を傷つけ歪め、そしてその傷は一生つきま…

原初からの解放(六日目)

前日のつづき リバーシングによる苦痛の状態は呼吸器官が要求する以上に深く呼吸する結果、血液中の酸素の量が増え、炭酸ガスの量が減るので呼吸高進症候群にすぎないと、片づけたい気持ちにかられる。それゆえ、西洋医学の学者はこれらの変化を観察して、「…

原初からの解放(五日目)

前日のつづき リバーシングというものの内容に触れると、この呼吸を発見し、体系化したレオナード・オルはこのように言っている『リバーシングは人に呼吸の仕方を教えるものではなく、呼吸そのものから自分で呼吸を学ぶ、直観的で繊細な行為である。直観に基…

原初からの解放(四日目)

前日のつづき バース・トラウマを再び経験することで、湧きあがってくる恐怖の中で、そこに握るべき手があり、すがって泣ける肩があり、おだやかに力づけてくれる声がある。そういう介助、指南役が必要とされる。介助、指南役はともに呼吸し、ともに感じるこ…

原初からの解放(三日目)

前日のつづき リバーシングという呼吸法は、エナジーとは何かを知るのに一番てっとり早い方法である。リバーシングにより身体が浄化されるので、多くの病気の治癒がなされるのも事実である。また、バース・トラウマにより形づくられた、自分の生活のパターン…

原初からの解放(二日目)

前日のつづき かわいそうな赤ん坊は、このような西洋医学の産科学に基づいた安心、安全な出産というものに委ねられることになる。それは母子みずからの陣痛を待たないで、薬剤の力を借りて収縮を誘発することにより、多くの赤ん坊が医師や病院のスケジュール…

原初からの解放

今週の担当は兵庫県の三田市から送信しています。 今回はリバーシングという呼吸法にふれてみたい。 リバーシングとは再誕生。米国の精神科医レオナード・オルによって発見された呼吸法である。あるとき、彼はバスルームでシャワーを浴びているときに、床に…

遺伝子オン

以下の文章は、「こころと遺伝子」村上和雄著実業之日本社からの抜粋です。 人間のからだを構成している細胞には、外からのシグナルを受けるレセプターと呼ばれるものがあります。このレセプターを活性化することが、遺伝子情報をオンにすることであると、世…

再び、間に合う

[間に合う]という表現はそれだけを取り出すとはっきりしない曖昧な言葉のように聞こえるが、文章の中で前後との関連を考えるととても生きてくる。 なにが間に合っているのか、間に合っているとはどういう事か、各自がそれぞれ考え感じなければならない。他…

バランス、間に合う

生命現象はバランス現象だ。曲がっている、ねじれているのが悪いのではない。曲がったりネジレたりして、からだはそれなりにバランスをとっているし、又、取ろうとしている。イタむ、つらいは、まに合っていないからだ。形の上から診断しては失敗する。要は…

インフルエンザ

岡村さん、ありがとうございました。おかげさまでゆっくり休養をとることが出来ました。今日から一週間、東京の鵜原が担当いたします。よろしくお願いします。昨年末、3才の男の子から、インフルエンザを有り難くいただきました。子供の菌は強いようです。40…

記憶

操体とは・・・何でも入れることができる器であり、何でも活かせる大きな器である。 だから、各人の興味あることを入れてみたらウンと面白いのだ。 但し、ここで注意して欲しいことが一つある。操体の器に入れるからこそ活かせるのであって、 操体を別の器に…

口癖

(カチャンカチャンとあまり入ってないランドセルの音) 「おはようございま〜す」 「おはようございま〜す、いってらっしゃ〜い」 空気が肌に染みる日の朝にこんな挨拶。 茅ヶ崎の小学校は爽やかに今日から始まります。そして、「はやく勉強(復習)なさい…

自然と人為的干渉バランス

帰省した私の実家は、静岡県静岡市です。 昨年、大きな震度七の地震があった為に駿府城のしっかりした石垣が二カ所も崩れていました。 それを直すのには一億円以上かかるとか・・・いやはや、伝統的な日本技術ってすごいことをしているのですね。 お墓参りに…

頭で考える快と、からだに備わっている快

今週から見ていれば、あなたの話は抽象的で空想的なんだよな〜と言わないで、 現実的な今回帰省したお話、そして臨床の話でも一つ聞いてやってくださいまし。寅年の年男で、男女関係なく友人のとても多い、愛煙家で愛酒家の弟と話をしていた時です。 「兄貴…

『楽』と『快』の違いを紐解く、その一

昨年の秋に開催したフォーラム、その時僕が発表させて頂いたテーマ。この発表時には、 「気持ちよさとはこうだ、そのようにお伝えできればいいのですが、それほど簡単なものではないようです」 「何故ならば、学んでいくほどに気持ちよさという概念が壊され…

ヒーローになる、そのイマジネーション

『イメージはうごきである』 操体の学びのなかで、三浦寛理事長に教えて頂いたことの一つ。テレビで某チャレンジ番組を見ていたら、最後の締めくくりとなる局面で、 チャレンジグループの代表として、若手俳優が代表となって選ばれていた。 画面から見ている…

一富士、二鷹、三茄子、そして4着物?

皆様、あけましておめでとうございます。 本年も東京操体フォーラムをよろしくお願いいたします。 福岡から秋穂理事の命を受けてバトンを引き継いだ、茅ヶ崎の”空想でっか”龍こと岡村郁生です。 一週間よろしくお願いいたします。さて、初夢は皆さんごらんに…

夢は大きく太平洋ぜよ!

正月も二日目ともなるとおせち料理にも飽きてきて、そろそろカレーが食べたくなってきた福岡の秋穂です。今回は年末年始をまたぐという大役を仰せつかって1週間ブログを書かせていただきました。毎回ブログを書き終わった後に、「もっとOOしておけばよかっ…

初詣

東京操体フォーラム実行委員リレーブログをご覧の皆様、新年あけましておめでとうございます。昨年中は誠にありがとうございました。思い返すと昨年は東京操体フォーラムも千葉県市川市の行徳ゴールドジムでの『臨床家による操体法セミナー』も始まりコレま…