東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『願わくば気持ち良く生きて行きたいですね』

これは本当にそう思いますよ。私自身も痛いの嫌だし、病気になるのは怖いし、家族や友人、私の周りにいてくれる大切な仲間達が辛い想いをしている姿なんて見てられませんよ。そう考えてみると私が操体を学んでいる理由って実はこれなのかもしれません。橋本…

『では気持ち良いってどういうことなのだろう?』

私達のからだは「気持ちの良い」という感覚を味わうことで、筋肉・骨格の歪みが取れて生体の歪みが正されるということは先日書いた通りですが、では何故「気持ち良い」という感覚を味わうだけでからだの歪みが矯正されるのでしょう?実際に他の手技療法を用…

『楽って一体どんな感じ?』

ここまで書いてみて『楽』とはどういう意味なのだろうかと、気になり辞書を引いてみようと思ったのですが、残念ながら手元に辞書がありませんでしたので、文明の力を用いてインターネットで検索してみました。(完全に楽してますね。)『楽』 これをガクと呼…

『何故楽な方よりも気持ちの良い方が良いのか?』

昨日は操体の臨床で『気持ちよい』という感覚を操法に通した方がからだの歪みが取れやすいのに何故痛みの無い『楽』を操法に選択してしまうのか?というとこロまで書きました今日はその続きです。これは一言でまとめてしまうならば『治療者の勝手な思い込み…

『快と楽の違い』

「暑さ寒さも彼岸まで」とは良く行ったもので、私の住んでいる福岡の街も暑さも和らいで来て随分過ごしやすくなって来ました。暑くて眠れなかった熱帯夜の苦痛を思うと本当に『楽』になって来ました。初日はSotai Forum in Madridの話題から入りましたが、今…

健康輸出 

先日より東京操体フォーラム理事長三浦寛先生を筆頭に畠山裕美常任理事、福田勇治理事の三名が操体の伝導師のなるべく海を越え遥々ヨーロッパのスペインに渡っている。今日9月25日は Sotai Forum in Madrid の2日目が開催されている事だと思う。Sotai For…

実際に時空を超えることは可能か

最終日の七日目になりました。壮大なお題である「時空を超える」というテーマで今回の東京操体フォーラム実行委員のブログでしたが、無事にバトンを受け取りゴールまで繋げることができましたが、完結したわけではありません。これからも学びの中で、時空と…

時間の感覚

六日目です。よろしくお願いします。 昨日のブログに、心拍数・脈拍数の早さの違いで、時間の進み方の感覚が違うのではないかと書きましたが、あれから面白い内容が記載されているものと見つけましたので、ご紹介したいと思います。 著者 本川達雄 氏の「ゾ…

時間の進み方

五日目です。今日もお付き合いよろしくお願いします。 東京操体フォーラム実行委員の今回のブログを書いていて、頭の中に面白いことが浮かんできました。きっと何処かの誰かも同じことを考え、統計データをとって報告されていることだと思いますが、頭の中に…

魂の快と肉体の快

今日は折り返しの四日目です。よろしくお願いします。 三浦理事長著者の「快からのメッセージ」(たにぐち書店)P248より抜粋しますが、「操体では肉体の死を死としてとらえていないのです。帰一の法則としてとらえているのです。帰一とは、命あるものは無…

時空を超える

三日目です。今日は「時空を超える」についてもう少し考えてみたいと思います。よろしくお願いします。 もし自分の意識が、自由自在に時空を超えられると言ったら、現代の生活環境に準じて生活している僕の周りの人々はどう思うでしょうか。きっと何かの能力…

肉体と意識

二日目です。今日はからだの肉体と意識についていろいろ僕なり考えてみましたので、よろしくお付き合いください。 来院される患者さんと話していて気が付いたのですが、学生の若い子は「夢」などの未来など現在より先の時間について考えたり、話すことが多い…

今週は長野県から

今日から一週間は佐助の担当となります。今回はブログのテーマとして、「時間」「空間」「時空を超える」という壮大なテーマをいただきましたので、一週間いろいろと考えてみたいと思います。 最近のブログを振り返ると、僕は初日では、ブログのテーマから連…

生かされている

橋本先生の「救いの生命観」というものはシンプルだが、そう簡単に理解できた、と言い切れるものではない。 三浦先生は、「わからないから、やるんだ。」とよく言われる。 自分とは・・・・、人生とは・・・・ そう簡単には答えられるものではない。 人生に…

コンサルタント 3

「操体は自力自療である」 「治す事まで関与するな」 オーケストラも、本来は自律的な集団です。うまく演奏できている時は、指揮者など余計なお世話なのです。 しかし、難曲や込み入ったパッセージとなると、交通整理をしたり、全体を見渡して役割を明らかに…

コンサルタント 2

三浦先生は、最近よく「息診」の話をされます。そこに「火種」という言葉が出て来ます。 「火種」とは、コンサートマスターのことです。オーケストラをコントロールするKey Manです。 実際のオーケストラでは、コンサートマスターは、指揮者の左手に座ってい…

コンサルタント 1(指揮者)

「医療者は患者自身であり、医師は治療の指導者、コンサルタントの場に立つだけ、ということです。」(生体の歪を正す 〜橋本敬三論想集〜 P.346)三浦先生は、「操者、患者、からだ、三位一体」とか「俺は、患者ではなく、からだを観ている」と、よく話され…

間に合っている 3

― 気配りが行き届いている ― 振舞いに卒がない。 出処進退が鮮かである。 人を不快にしない。 場を持たせる。 アドリブが効く。 山野真二 Sotai Forum in Madridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催致します。三浦寛他2011年秋季東京操体フォーラ…

間に合っている 2

― 勘所を外さない ― 間髪を入れず合わせる。 正鵠を射る。 かゆい所に手が届く。 不測の事態に耐えうる。 過不足なく整える。 修正力がある。 山野真二 Sotai Forum in Madridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催致します。三浦寛他2011年秋季東…

間に合っている 1

― 足る事を知る ― 何もそんなに欲ばって腹いっぱい食うことないじゃないか、腹八分目でいい。 完璧を目指す必要はない。及第点を取ればいいんだ。 あれもこれも欲しがるなよ。自分の人生で使える分だけあればいい。 山野真二 2011年秋季東京操体フォーラムは…

「間に合っていればよい」について

近頃、本屋や図書館にいるとよく「断捨離」という言葉を目にします。 恐らく、去年末頃から注目されていたみたいですが最近あまりにも目にするので色々調べてみたのですが、自分の想像と全く意味が違っていたのでビックリしました(笑)やはり何事も思い込み…

「師と弟子」について

今日書くテーマは「橋本敬三先生の語録」というテーマから少し脱線してしまうのかもしれませんが以前から橋本敬三先生に関するテーマがあればぜひ書きたいと思っていたので少し寄り道をさせてもらいます。 相撲、落語、将棋、歌舞伎等の伝統ある業界に身を置…

「とるか、とらぬか」について

橋本敬三先生の著書「からだの設計にミスはない」のP77に「人間が本当の自然法則を知らされたとしてもそれをとるか、とらないか、選ぶか、捨てるかは全く本人の自由である」と書かれています。操体を学び始めて間もない時にこの文を読んだのだが特に「とるか…

「バルの戒め」について

私はここ半年の間自分の意識、体が変わってきているのに気が付きました。その理由は体の要求に委ねた生活を心掛けているからだと思います。言い換えるとそれは欲の脳のコントーロルとも言えるが例えば、「食」において朝・昼・晩規則正しく食する事を意識す…

「時感」と「空間」その3

私は日常の生活空間や臨床、すべての空間の中に「調和」というテーマを持って生活しています。 「調和」という字を辞書で調べてみると矛盾や衝突がなく、まとまっていること、と書かれていたのですが私の言う「調和」も自分の心、周りの環境、そして全てのも…

「時感」と「空間」その2

以前、三浦先生から「時感」についてお話をして頂く機会がありました。この「時感」とは「自分の命の為に費やす時間であり時を刻む時間ではない」と三浦先生は言われている。 私は最初にこの「命の為に費やす時間」という言葉を聞いた時にその意味をあまり理…

「時感」と「空間」について その1   

今週から1週間書かせて頂く三浦寛幸です。宜しくお願い致します。 今回のテーマである「時間と空間」は日常生活の思考ではなかなか意識の行き届かない言葉でおもしろいですよね!このテーマを上手く自分の言葉で表現できるか少し不安ですが1週間お付き合い…

フォーラム後のお楽しみ。そして東京へ

後片付けを終えて、関東へ、九州へとそれぞれ帰路についた。 実は今回、秋のフォーラムで特別講義をしていただくことになっている、川崎隆章氏が東京から駆けつけてくれていた。更に私が大阪の「兄ぃ」と呼んでいる「ナニワの色男」ことアートディレクターの…

京都フォーラム当日

昨年はこのホテルに二泊したのだが、二日ともイノダコーヒー本店で朝食をとった。今年もそうしようと歩いていったが、7時少し過ぎなのに長蛇の列。イノダコーヒーは諦めて、スタバに移動した。 ★折角行ったのに入れなくて残念その後、チェックアウトしていよ…

京都前夜祭

松江から岡山まで約2時間半特急「やくも」に揺られていった。「やくも」はいわゆる「振り子列車」というもので、左右にゆらゆら揺れてバランスを取りながら走る。その揺れが絶妙で眠気を誘うのである。ちょっと寝て、ちょっと話をして、というのを繰り返して…