東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「探究心とプロ根性」

私の母の実家は佐賀県で農家を営んでいて、現在は叔父が引き継ぎ一年365日、お米と向き合う毎日を送っています。 以前、私が行った時に叔父の部屋には膨大な量のお米の作り方に関する本がありましたが、それらの本はあまりにも膨大な量で読んでも分からない…

プロとしてのモノとの向き合い方

最近は出会った人の使っているモノとその使い方に注目しています。 直感的に「あ、この人凄いな」と思う人はモノ選びから、その使い方まで筋を通していて、決して中途半端な使い方をしない。 例えばボールペン一本にしても一流が人が選ぶのは使い切ることを…

プロの「間」の取り方

真のプロは「間」の使い方に長けているように思います。 「間」(マ)には限りある生命の時間や目には見えない空間、また人間関係にある空間と様々な「マ」がある。 プロとアマの違いはこの「マ」の使い方で、本当のプロ意識を持った人ほど、限りある生命の…

「真のプロが見ているもの」

「一芸は道に通ずる」 これは「一つの芸道について奥義を究めた者は他の分野にも通ずる道理を身に付けている」ということわざです。 よくプロ同士の対談を見たり聞いたりしますが、一流のプロは他の分野のプロの話を聞けるのは一流が見ている道は同じものだ…

「気付ける力をつける」

本当のプロ意識、プロ根性を持っている人ほど謙虚さを持っています。 謙虚さとは謹みでもあり、一流になるほどやるべきことをコツコツと一日の習慣としてやっている。 一見、地味で面倒だと思われそうなことほど当たり前のようにやっている。 そういった姿勢…

「プロの学び」

三浦先生、ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致します。 今回は「プロ根性とプロ意識」というテーマです。一週間よろしくお願い致します。 「プロ」というカテゴリーの中でも、その中の「プロ」がいます。 全く同じことをしていても「プロ…

学びの場

時間とチャンスがあると目を通すものの一つに 仙台温古堂から年6回送られてくる「イサキ」がある イサキとは「元気」の意味 このイサキは、誰が責任を持って編集しておられるのかは知らぬが いつも気になるのは誤字、脱字が目立つ いったいどんな管理をして…

続ける学びには福がある

「ものには限度 風呂には温度」 「学びは無尽蔵」 学べば学ぶほど豊かになる

自分でやってみる

自分が本当に幸せになりたいと思っているなら 「至道(しどう)難しきこと無し 唯だ揀擇(けんじゃく)を嫌う」である つまり他人と比較して自分を見るなということである あの人のようになりたいと思うなら まず自分らしく 自分のことをやって見ることだ 人…

すなおに投げかける

投機という言葉がある 人はあなたのことを知れば知るほど 好きになるものなのだ 心を投げかけ、心に思うことを素直に言いあう 素直に思いを伝える 「没交渉」 ぼっこうしょうと読むのではない 「もつこうしょう」と読む 互いの対立点を解消し 互いの悪には避…

一無位(いちむい)の真人(しんじん) 人は 生涯自分から離れることはできない そんな自分には一無位の真人が眠っている 一とは普遍的で絶対のもの 無位とは物事にとらわれない 嘘、偽りのない 全てを正しく理解している真人が 自分自身のうちに眠っている…

齢を重ねる

人は生涯「自分から離れる」ことはできない それは生涯「自分として生きていく以外にない」ということである 日々精一杯生きていくことで心が飢えることはない 自分を知り尽くすこととは学ぶこと 学び続けることは、自分を大切にすることに通じている すると…

主人公よ 目覚めているか

今日から七日間、三浦が担当いたします。 どうぞよろしくお願いいたします。 人生には 朝、目覚めて 「今日は何をしようか」と思っているうちに 明けてしまうような「暇つぶし」もある しかし、暇つぶしにも、 「極上の暇つぶし」がある 極上のそれとは 王道…

生き方

一般的にはプロと言われている人でも、あまり惹かれない人もいる。 一方、プロの中でも特別惹かれる人がいる。 私がそう感じる人に共通するのは、 生き方、生活がそのまま仕事になっているような人である。 やらずにはいられないことをやっている人。 からだ…

変化

今、プロであったとしても、数年後にプロでなくなっている、ということもある。 プロであり続ける為には、変化し続けること。 時には今まで積み重ねてきたことを捨て、新しいことに取り組むことも厭わない。 変化する柔軟さがある。 変化し続けるためには、…

純粋

「動きに搾取がある」 これは、私が先生に指導していただいた言葉の一つである。 しばらく前に言われたことであったが、今も響き続けている。 私の搾取しようとする心に響いているのである。 自分の人生の中で、搾取、小手先、誤魔化しで凌いできた場面があ…

当たり前

プロは難しいことでも簡単にやる。 簡単にやっているようにみえるので、自分もできそうだと思い、実際にやってみるが、どうもうまくできない。 人ができない技術を持っているのがプロ。 人ができないことを「当たり前」のようにする。 しかし、それと同時に…

覚悟

覚悟して、操体の門を叩いた。 しかし、恥ずかしながら、継続していく過程で気の緩みが生じ、学ぶことに対し、甘えや迷いが生じる。 面白くて学んでいるはずなのに、意識が甘くなる、やはり根性が足りないのではないかと思う。 そんな時、半端具合がボロを出…

育む

初めからプロはいない。 いるかもしれないが、私のような凡人はプロ意識もプロ根性も育てていくしかない。 積み重ねることで少しずつ視野が広がり、見える世界が変わり、自然と意識が変わってくる。 コツコツ積み重ねるには根性がいる、と思われる。 しかし…

アマからプロへ

始めてこちらで書かせていただきます。松浦と申します。 今日から1週間よろしくお願いいたします。 操体と出会う前、私はプロではなかった。 独りで鍼灸マッサージの仕事をしていたものの、思うようにいかず、どん底にいた。 意識、技術、根性、どれも中途…

プロ意識とプロ根性(7)

時が満ちない時はやらないのも、プロ。 最終日になりました。 操体でも、占いでもあるのですが、お互いにタイミングが合わない時があります。 一ヶ月くらい全くタイミングが合わないとか。 これを断易の先生に聞いてみたら 「そういうことはある」 「もしか…

プロ意識とプロ根性(6)

そして、開業していようがいまいが「プロ意識とプロ根性」というのは関係ない、というのが、私の気持ちです。 私が結構「ムカっ」とするのは「自分はプロじゃないから、操体はそこそこできればいいんです」という輩です。 「別にプロじゃないから、ハタケヤ…

プロ意識とプロ根性(5)

映画でも「プロの運び屋」とか「プロの殺し屋」とか「プロの○○」というのはよくあります。 007とか必殺仕事人とか、最近では「私、失敗しないので」の、大門未知子とか。 何故、人は「プロの○○」に惹かれるのでしょうか。 それは「極めた人」の「パワー」に…

プロ意識とプロ根性(4)

本当は誰でも「プロ意識」と「プロ根性」は持つことができます。 しかし、大抵は自分でそれを持つことを怖がっているのです。 操体の勉強にしても、私はそういう人をたくさん見てきました。 プロとして、仕事の対価を得るのは、当然です。 これは繰り返し繰…

プロ意識とプロ根性(3)

私は操体のプロでもありますが、プロの占い師でもあります。 どちらも「こころとからだを癒す」という面では似ているなと思います。 中国の「五術」というのがあります。 占いは「命」「卜」「相」「医」「山」と言われ(普通は命卜相が有名)ますが、 「命…

プロ意識とプロ根性(2)

以前、「二郎は鮨の夢を見る」という映画を観ました。 二郎は鮨の夢を見る [DVD] 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント 発売日: 2013/09/25 メディア: DVD この商品を含むブログ (15件) を見る そして最近、 https://www.nhk.or.jp/docudocu…

プロ意識とプロ根性(1)

こんにちは。畠山裕美です。 一週間よろしくお願い致します。 最初にお知らせです。 東京操体フォーラムの最高顧問であり、三浦先生の患者様でもある、島地勝彦先生の新著が発売になりました。 神々にえこひいきされた男たち (講談社+α文庫) 作者: 島地勝彦 …

最終日。

おはようございます。 今日で、今回の担当も最終日となります。 今回のテーマを振り返ってみますと「プロ意識とプロ根性」でした。 今回のブログで、私は当初「根性」という言葉を使うのを躊躇っていました。 私の子供の頃は、「巨人の星」をはじめスポ根漫…

あるがまま、正直に・・・2。

おはようございます。 石田梅岩という人は、大きな開梧を2度体験しながら、その思想をより確かなものとしたといいます。 はじめの開梧も素晴らしいものだったが、天地自然、宇宙、大自然というものを、まだ自分の目で見ていたところがあった。つまり、自分…

あるがまま、正直に。

おはようございます。 昨日、石田梅岩の倹約の教えについて少し書きましたが、梅岩はこうも言っていたようです。 「人間はそもそも正直な存在である。しかし、欲はその正直を損ねて(隠して)しまうものである。その本来の正直に人間を返すのに必要な行いが…