東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

熟成する人生③

免疫システムの異常による病気でも、命に関わるようなものもある。 強い免疫抑制系の薬を飲み続けないと生命が維持できないからである。 しかも、免疫異常による病気を抱えたヒトが現代では増えている。 ふと立ち止まって考えてみると、おかしいなと思わない…

熟成する人生②

三浦理事長の操体法講習会に初参加した25年前。 「からだ」を動かすということは、「重心」が変化しているということ。 考えてみればこんな当たり前のことを、じっくりと考え直す機会に恵まれた。 動物として自然なこと。 生命活動をおこなうのは、地球の重…

今年最後の操体の勉強会(塾SOTAI)

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。 今日は第五日曜。 午前中は東京操体フォーラム実行委員で集合、来春の東京操体フォーラムに向けての相談をしました。 午後は三浦寛先生の講習会場で、今年最後の「塾SOTAI」です。 実行委員の間で「こ…

熟成する人生①

今週のブログを担当する岡村です。 テーマは引き続き「フリー」ということで、お願いします。 「からだ」へのアプローチも、 「からだ」からのメッセージも、 自然の法則性、共生共存を大切に。 近年、病院に行って何か「からだ」が おかしくなってくると、 …

和光

和光同塵

花紅葉を

花紅葉を知らぬ人の、初めよりとま屋には住まれぬぞ 紹鷗 かの花紅葉も、我心にある事を知らず、 只目に見ゆる色ばかりを楽しむなり 利休

公事の儀

公事の儀、世間の雑談ことごとく無用なり 夢庵狂歌にいふ 我が仏、隣の宝、聟舅、天下の軍、人の善悪 この歌にて分別すべし 「山上宗二記」より

利休七則

利休七則 一、 花は野にあるように 一、 炭は湯の沸くように 一、 夏は涼しく 一、 冬は暖かに 一、 刻限は早めに 一、 降らずとも雨の用意 一、 相客に心せよ

この世の人

この世の人 客に来たと思へば苦労もなし 心にかなひたる食事にむかひてはよき馳走と思ひ 心に叶はざる時も客ならばほめて喰はねばならず 夏のあつさもこらへ 冬の寒さをも客なればこらへねばならず 孫子兄弟も相客とおもへば仲良く暮らしあとに心を残さず お…

客の粗相は

客の粗相は亭主の粗相なり亭主の粗相は客の粗相と思ふべし味はふべき事なり客の心になりて亭主せよ亭主の心になりて客いたせ 松平 不昧公

一座

一座建立 ※今回のブログテーマは『フリー』です

「からだの力 ~その6~」

本日で年内ブログの最終日になります。 今年は今回の担当分も含めて一年間、じぶんがからだと向き合って感じたことや気が付いたことを中心に書いてきました。 夏頃に体調不良があり、それまで構築してきた「からだとの信頼関係」が揺らいだ時期もありました…

「からだの力 ~その5~」

昨日の続きになりますが、本日は「重心」というのはわたし達に一体何を示してくれているのかを少し考えてみたいと思います。 まず重心の適正に適った立ち方(自然体律位)や動きを見ていると、その人が日常の中でからだをどのように使っているのかを示すもの…

「からだの力 ~その4~」

今年は体調を崩したこともあり、からだを診る側の立場よりも診てもらうことの方が多い一年でした。 今までと立場が逆転したことで気がつくことも多く、この療養期間はとても意味のあるものだったと思えます。 この期間での気付きを臨床に応用していくことに…

「からだの力 ~その3~」

昨日の続きになりますが、からだの要求に適えていくためには何が必要なのでしょうか? それを紐解くにはまずからだはどういった状態においても何らかのメッセージを送っていることを認識しなければなりません。 健康でいる間は例え本人がそれに気が付かなく…

からだの力 ~その2~

からだが本来持ち合わせている自然治癒力はどのように引き出されていくのだろうか? わたしも今まで臨床や身近な人達のからだを診させて頂く中で信じられないようなからだの劇的な変化を見たことがあります。 それを臨床家の立場で目にした時はその理由は全…

「からだの力 ~その1~」

今年一年を振り返ると、からだから沢山のことを学ばせて頂けたように思います。 特に数か月前に起こったからだの異変と治療の過程の中でからだが教えてくれたことはわたしにとって今後のかけがえのない財産となるように感じています。 その財産とは「やはり…

「共に生きるものから学んだこと」

猫様達、一週間ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸がバトンを引き継いで担当致しますのでよろしくお願い致します。 テーマは引き続きフリーとなります。 せっかく猫様達が書いて頂いたので本日は少し動物に関する話を少し書きます。 わたしの所に…

七日目

ボク、小十郎です。でもちびちゃん、ってよばれてます。 真魚くんも「まおくん」じゃなくて「まーくん」とか「まーちゃん」ってよばれてます。 りんちゃんは「凜」っていうみたいだけど「りんちゃん」とか「ぴょんぴょん」ってよばれてます。 それじゃ、また…

六日目

さむいとくっつきます。 あついときはくっつきません。

五日目

あさごはんをたべたら、またねます。 まーくん、おでこに目があるみたい。

四日目

くちをおおきくあけるときもちいいね。ちょっとこわいかお。 あくび。

三日目

だんぼーるのはこがあると、はいりたくなります。 はこにはいりたくなるのはどうして?

二日目

さむくなってくると、おとーたま(せんせい)がでんきもうふをだしてきます。 あったかいのでボクはおとーたまのひざのうえにのります。 ながく乗ってると「ちびちゃん、重いからどけや」とどかされます。 でも、またのります。 ぬくぬくのきせつ。

初日

こんにちは。 こんしゅうは、小十郎(ちびちゃん、って呼ばれてます)がたんとうします。 真魚(まお)くんは「まーちゃん」とか「まーくん」とよばれてます。 まおちゃん、とかまおくん、じゃなくて「まー」なんだそうです。 よくわかんないです。 まーくん…

伝えること(7)

先日、加門七海先生の本を読んでいたところ、呪術やまじない系の話で、 「本になっているものは、その組織ではもう過去のものになったもの」というようなことを読んで「そうだよね」と思いました。 三浦先生の講習開講の際「何か事前に読んだ方がいいですか…

伝えること(6)

間違ったやり方で、いくら練習をしても、逆効果である。 下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、という言葉がありますが、操体の場合、練習するとしたら、相手が必要です。 本当は、自分でできる練習もあります。それが、指の反りを直すとか、腰の後弯曲を修正すると…

伝えること(5)

足趾の操法の動画を撮って流せば?という話をたまにいただくのですが、ちょっと躊躇しています。 というのは、いままで「本とか動画で見たんだけど」という人が「実際にやる」のを見ると、100パーセント「違う!!」となるからです。 たまに指先をつかんでぐ…

伝えること(4)

ピアノの練習の話で恐縮ですが、操体の勉強にも通じるところがあります。 ピアノも操体も「まむし指」では、上達しにくいのです。 ただ、ピアノの場合はやっている人の数が絶対的に多いので、昔から 「手が小さい」 「まむし指になる」 などの悩みを抱えてき…

伝えること(3)

ピアノの練習で「なるほど」と思ったことがありました。 今は色々な教材があって、独学も可能なんですが、 独学ではなかなか抜けてしまうところがあります。 それは「基本の形」です。 フォームには気をつけること、とあります。 指についても気をつけること…