東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『からだの「快」が人生を変える ― 操体法7日間の旅』

私達の「からだ」は、重力、呼吸、揺らぎ、皮膚感覚、 そして原始的な本能によって統合されています。 しかし現代社会では、思考中心の生活が続き、 本来の身体感覚が埋もれてしまいがちです。 操体法は「感覚」を軸に、「からだ」自ら調和する仕組みに還っ…

橋本敬三と、その時代7

「人間が存在するということは、すべてを肯定しなければ自分が否定されるということ」 増永静人「経絡と指圧」より 経絡と指圧〈新装版〉 (医道の日本社クラシックスシリーズ) 作者:増永 静人 医道の日本社 Amazon

橋本敬三と、その時代6

「人間というのは、意識以前の世界では、みんな一つなんだよ」 野口晴哉「朴歯の下駄」より 回想の野口晴哉 ちくま文庫(の-7-3) 作者:野口 昭子 筑摩書房 Amazon

橋本敬三と、その時代5

「病気を治すのは患者自身の治癒力であるから、これが働きやすい状態さえ作れば誰がやっても治る」 増永静人「経絡と指圧」より 経絡と指圧〈新装版〉 (医道の日本社クラシックスシリーズ) 作者:増永 静人 医道の日本社 Amazon

橋本敬三と、その時代4

「治療ということ、相手の体が成す他それ以上巧妙に行い得るつもりになるは人間の慢心也……」 野口晴哉「朴歯の下駄」より 遺稿 回想の野口晴哉 ちくま文庫(の-7-3) 作者:野口 昭子 筑摩書房 Amazon

橋本敬三と、その時代3

「治すことまで関与するな、治しはからだはつける」 橋本敬三(三浦 寛先生 伝)

橋本敬三と、その時代2

「体操は自分でやるマッサージ、マッサージは人にやってもらう体操」 野口三千三「原初生命体としての人間」より 原初生命体としての人間 ― 野口体操の理論(岩波現代文庫) 作者:野口 三千三 岩波書店 Amazon 2025年秋季東京操体フォーラムは本日勤労感謝の…

橋本敬三と、その時代1

「感覚あるところに運動あり、運動あるところに感覚あり」 三木成夫「内臓とこころ」より 内臓とこころ (河出文庫) 作者:三木成夫 河出書房新社 Amazon 2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替日にて、ルーテル市ヶ谷センターで開催…

操体との出会い⑦

師匠に触れて頂いて興奮が収まらず、高橋迪雄や野口晴哉を中心に古書ばかり読むようになり、まさか易や仏教系の本まで読むようになるとは思いもよりませんでした。 師匠の勉強会を通して自分では持てない価値観や考え方を得るチャンスを頂けました。 更なる…

操体との出会い⑥

何故、理学療法士や鍼灸師ではなく、マイナーな柔道整復師の学校に行こうと思ったかというと道具を使わず、今手元にあるものを駆使するところ。 四書五経を中心に読んでいたのでなるべく西洋思想から離れたかったからです。 しかし学校の授業を受けているだ…

操体との出会い⑤

別段、雪崩に巻き込まれたり、滑落したりして怪我をしたことはなかったけど、雪山で強風でテントが吹き飛ばされたらどうしよう トイレに出て滑落したらどうしよう 寒さのため目を閉じたらもう目を開けて起きられないのでは というような恐怖心は仲間がいるた…

操体との出会い④

山に魅せられて毎年の盆と正月は山で過ごすのが行事となっていました。 穂高岳を中心に夏はアルパインクライミングやフリークライミング テントと食料で30㎏近い荷物を背負って8時間以上歩くのが当たり前でした。 冬は厳冬期の縦走。特に白銀の裏銀山が想い…

操体との出会い③

只の運動やスポーツだけでは上手くなることはできても、楽しみを見出せなかった。 もっと感じて・考え抜いてからだを使いたかった。 からだを使い切って1日が終わるのがサイコーに気持ちがいい。 そんな手段が私にとって山登りでした。 始めは人混みから離…

操体との出会い②

操体法を読んでもそれっきりで、他に古典の医療・整体に関する本をたまに読んでいるだけでは何の変化もなく、知識を得ても使い方がわからないし、寝不足・栄養不足で集中力が乏しく、活用には至りませんでした。 しかし、私が欲しかったのは現状の神経症状を…

自己紹介 操体との出会い①

三浦先生、一週間ありがとうございました。 初めまして。今回からブログを担当させていただきます。 柔道整復師 三浦基史(みうらもとふみ)です。 よろしくお願いします。 初投稿なので自己紹介を兼ねて操体に魅かれた紆余曲折をお話したいと思います。 初…

七日目

最も、生体のバランス制御にかなった、 操法の問いかけは、 重心の適性にかなう全身体性の動きである。 そして、このからだの動きは快を共有する動きでもある。 2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開…

六日目

真理とは、相対的なものではなく、非対称的なものにある。 2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 テーマは「解禁・新重心理論」です。おたのしみに。

五日目

真理が真理の力で立てるように学びなさいとは、 師のコトバである。 真理とは、自然法則とその応用貢献の場にあると思う。 2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 テーマは「解禁・新重心…

四日目

人間の横軸は欲軸、宇宙の法則の軸はタテ軸。 このタテ軸を意識におかないと、心をからだは右重心に偏差する。 2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 テーマは「解禁・新重心理論」です。…

三日目

今、何が問題なのかというと。 重心の所在がはっきりしていないことである。 なぜ、からだが右重心に偏差してしまうのか?今までの重心のとらえ方では説明がつかない。 2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センタ…

二日目

ヒトの思考は、非対称性の基準(左重心)にかなっていないか、 慣れていないようである。 2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 テーマは「解禁・新重心理論」です。おたのしみに。

初日

皮膚との接触を介しておこる からだの無意識の反応と変化、 例えば ・無意識のからだの動き ・意識飛びの現象 ・快のききわけ ・重力との適正 このような情報をなぜ皮膚がもちうるのか。 2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にル…

簡単そうに見えて

こんにちは。 畠山裕美です。 簡単そうに見えて、実は。というものが結構あります。 操体で言うところの「般若身経」。 これ、たまに操体の全国大会に行って長年やっている人のを見ても、ポイントを外している(例えば順番とか、足底のどこに体重が乗ってい…

ナゾのぎっくり腰を新重心理論を用いた新しい操体法でケアする。

長いタイトルですみません。 畠山裕美です。 実は昨日の夜、三浦先生の新著の校正作業をしていたのです。 座って、膝に乗せるタイプのラップトップボード(便利)に原稿を乗せてチェックをしていたのですが、途中から 「あれ? 左の仙腸関節辺りが痛いぞ」と…

新重心理論の本(その2)

なお、文法的なことや、単語などは私と瀧澤さんでチェックしています。 しかしやっているうちに、やり方のコツがわかって来ました。 その中で気がついたことを書いてみます。 たまに、操体の話をしても(相手はかなりの知識人あっても)なんだか通じない人がい…

新重心理論の本(その一)

" data-en-clipboard="true">現在、三浦先生新著を絶賛編集中です。 " data-en-clipboard="true"> 多分私がこの世で一番原稿を読んでいる人間だと思います。 編集校正しているから。 実行委員にも校正をお願いしていますが、こうした方がいいとか、色々案を…

手作り オイルミスト

" data-en-clipboard="true">畠山裕美です。 " data-en-clipboard="true"> 私は長らくパーマヘアにしているんですが、1番の理由は手入れが簡単で、ドライヤーを使わなくていいからです(自然乾燥です)。 今はね、とっても高性能のタオルがあるので、タオル…

手作り

こんにちは。畠山裕美です。 現在、師匠の書籍を絶賛編集校正中です。 帯状疱疹が再発しそうなくらい脳みそを使っています。 そういえば、ここ三年くらい、ご飯は圧力鍋で炊いています。 圧力鍋に水をいれて、炊飯用の小鍋をいれて点火するんですが、蒸らし…

手作り(おでん)

" data-en-clipboard="true">畠山裕美です。 " data-en-clipboard="true"> 急に寒くなりましたね。 この前まで「あついね〜」と言っていたのに。 こういう時はおでんですね。 丁度T本君から師匠がじゃがいもを貰ったので、おでんを作る事にしました。 黄色く…

深秋の候より…7

おはようございます。 今日から11月ということもあり、この時期らしい気候になってきました。 朝は寒いくらいで、気温が10度以下の日も多くなってきました。 今年は夏が猛烈に暑く、秋特有の気候にならぬまま、そのまま冬に突入するとか言われていました…