東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

半蔵(はんぞう)

1)修業と修行

「修業」とは、何らかの学問・技術を仕込むことであり、始まりがあって終わりがあります。 「修行」とは、生き方(死生観)にかかわることであり、意識された時が始まりであり、終わりはありません。 2022年春季東京操体フォーラムのご案内です。 www.tokyo-…

植物七日目

植物は人を傷つけない。 陽を取り合う生存競争はあっても、共存する。過剰に奪い合うことはない。

植物六日目

部屋に一つ観葉植物があると潤いをもたらしてくれる。空気を変えてくれる(炭酸同化の話ではない)。 無機的な空間に、命が居る。それだけで、ありがたいのだ。植物は動かない、何も語らない(いや、本当はそんなことはない、何かを発しているのだろう)。 …

植物五日目

最近では、SDGsが提唱され、「地産地消」が謳われている。古くは、「身土不二」という言葉もあった。 それにしても、植物は偉い!昔からずっと自給自足だ。 「一所懸命」で生きて来た。

植物四日目

草いろいろ おのおの花の手柄かな芭蕉 それぞれの花が生き抜いて、只今そこに咲いているのです。研究者によれば、すべての生物は、No.1になれる自分だけのonly 1のポジション(居場所:生態学用語では「ニッチ」)を持っているのだそうです。 そこを見つけて、…

植物三日目

人間においては、その仕事(実績)を評価するのは他人幸せを決めるのは自分 評価をしてもらうのは、動物系による活動・表現の産物それを支えているのは、植物系によるロジスティクス幸せを決めるのは、ハラワタ感覚 『孤独のグルメ』を見ていると、なるほど…

植物二日目

植物は、四季を知らせてくれる。 春は新芽、夏は深緑秋は紅葉、冬は枯木立 最近は、気候変動のせいか、その巡りが少し変調している。暦(の二十四節気)が形骸化しない事を祈っている。文化とは言葉である。 文化は気候風土によって醸成される。そこで育まれ…

植物1日目

解剖学者の三木成夫先生は、東京芸術大学での授業の時に、動物のぬいぐるみを使って、「動物を裏返すと植物になり、動物の体内には、植物的な世界がある」ということを伝えたそうです。 このぬいぐるみは、つまんで靴下を裏返すようにして、くるっとひっくり…

アートについて 7

昔から、音楽の本やレコード・CDのライナーノーツを読んでいて気になる事がありました。 アーティストのプロフィールを見ると〇〇音楽院主席卒業と書かれているものが多いのです。先年、その疑問が解けました。 ある本で読んだのですが、ウィーン音楽院のVio…

アートについて 6

Artは、芸術家だけがやる事ではありません。 職人さんは、ルーティーン・ワークをこなすのみではなく、機能的な道具や物品を作るプロセスで、それらに備わる美を生み出して来ました。 柳 宗悦さんは、「用の美」と言いました。 芸術家は、素材を使う(働きか…

アートについて 5

作曲家は、創造者であり、演奏家は、再現芸術家と言われます。 その昔、古典派(ハイドン・モーツァルト)の時代の頃は、音楽は作曲家の自作自演だったということです。 当時のポピュラー音楽のシンガーソングライターだったのです。 時代は下って、シェーマ…

アートについて 4

ハイドンは、弦楽四重奏曲と交響曲の様式を確立した人とされています。 後代の作曲家は、その様式に倣おうとして苦労し、自分のスタイルを見つけて逸脱して行きました(それが、音楽史を前へと進めました)。 時代が違う、社会が違う、聴衆の求めるものが違…

アートについて 3

「ブリコラージュ」という言葉があります。フランスの人類学者 レヴィ=ストロースが用いて以来、世界的に使われる様になったと言われています。意味するところは、「ありあわせの道具材料を用いて自分の手でものを作る」ということです。 Scienceのように概…

アートについて 2

日本的なものとは何か、と長年考え続けて来ました。 それは、外来のものを受け入れて同化させながら変化する、というところにあるのではないかと思います(考えてみれば、細胞の活動そのものじゃないですか)。 文化的イノベーションは、異文化との接点で起…

アートについて 1

誰にも出来る(可能性はあるが)、そう簡単に出来るものではないものがArtです。 ある時代の社会にはArtistは、一定限度しか必要とされません。文化の旗手として人々をinspireする希少価値のある存在です。 Scienceには、客観性・再現性・公共性が要求されま…

魚類では、

魚類では、腹部の肝臓・胃・脾臓は、上から下へ順に並んでいますが、人間では、右から左へと並んでいます。これは、胎児の時に発生のある段階で、内臓が心臓を中心に左回りに回旋するからだそうです。 だから、人間は本来左右非対称な生き物なのです。 解剖…

東洋医学では、

東洋医学では、昔から難経に示された、左肝の問題が臨床家を悩ませて来ました。肝臓は身体の右側に在るのに、どうして腹証としての反応は左に出るのか、という問い掛けです。 これに対し、長野 潔先生は、「左天枢の反応は、肝門脈のうっ血である」との見解…

やまとことばの

やまとことばの「みぎ(右)」は、「みなみ(南)」を意味し、「ひだり(左)」は「きた(北)」を意味するものだそうです。 右を南に、左を北に向けると、東が正面になります。この考え方では、東に向いて立つのが自然な身体方位であるとされています。東は…

陸上競技のトラックは、

陸上競技のトラックは、左回りに走るように決められています。これは、心臓が身体の左に在り、それを中心に回る方が走りやすいからだとされています。 競馬では、右回りも左回りもあります。馬に訊いてみないと、どうなのかわかりませんが。 バイクに乗る時…

海外旅行では、

海外旅行では、東回りコースの方が、西回りコースより時差ボケが少ないと言われています。これは、地球が西から東へと自転しているから、それに順のコースの方が身体に負担が少ないからだとされています。 これは、北極から見れば左回りですが、南極から見れ…

卐と卍

左まんじは、変化、革新を、右まんじは、安定、保守を意味すると言われています。 一対、ペアであるべきもので、両方とも必要なものです。 仏教では卍を使い、寺院を示します。

左回りは上昇し、右回りは下降する

※テーマは引き続き「ひだり」です。 ヘリコプターが上昇する時には、左回旋をとるといいます。 日常でも、ラセン階段や立体駐車場への通路は、上りが左回り、下りが右回りになる様に設計されています。

7, 文化として

西洋医学は、「物」の医学(人体を構成するパーツに着目)です。 東洋医学は、「気」の医学(部品を動かすエネルギーに着目)です。 私は、東西医学は、協調し合って人類に貢献すべきであると思っています。 また、利用者の立場からすると、両者の良い所を取…

6, 公的医療と代替医療

病院、クリニックを公的医療機関と言います。いわゆる保険診療施設です。 ここでは、近年の医療費逼迫により、エビデンスのある治療を施行するように求められる傾向が強くなっています。 合理化という名目のもとに、客観性、互換性、コストパフォーマンスを…

5、予防と未病

西洋医学は、病気の原因(病原体)を見つけ出し、それを攻撃し、それから体を護ることに主眼が置かれて来ました。 東洋では、病気が発症する前に「未病」という段階があり、その時期に消火してしまおうという発想がありました。 橋本敬三は、病気の進行は、…

4, 健康管理と養生

現代医学において健康管理というと、健康診断や人間ドックで調べてもらって、異常値が出たら、食事療法、運動療法、薬物療法等を用いて、それを標準値に戻すということが一般的な考え方です。 無理をして不具合になったところを専門家の指導を受けて修正する…

3, 疾病医学と健康医学

現代医学においては、病気を回復させる事が、その主たる使命です。 操体においては、健康は自力自療でコントロールすべきものとされていますが、時にはその復元範囲を越えて傾斜してしまうこともあります。その場合は、操者がその指導とお手伝いをします。 …

2, 身心相関と身心一如

西洋医学は、心と体を分けた二元論で、物質としての体にアプローチするのが一般的です。 心と体の関係性については、身心相関を謳っているDr.はいますが、身心一如までには、至っていません。 東洋では、古くから「身心一如」です。操体は、この系譜に属しま…

1, 専門細分化と全体性

人体は、複雑であまりにも難しい、そこで西洋医学は人体を部分に分けて専門科が生まれました。ホリスティック医学を提唱するDr.もいますが、少数派です。 その弊害を克服するために、近年では総合診療医が活躍しています。 橋本敬三は、身体を丸ごと一つのも…

六日目

補中益気湯:消化機能が衰え、四肢倦怠感が著しい虚弱者 十全大補湯:病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血 上記が本来の効能であるが、現代では、これらの方を免疫力アップに応用している医師もいる。 2021春季東京操体フォーラム…