東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

瀧澤 一寛(たきさわ かずひろ)

とどく④

天が近い、地が近い。 遠い、というよりも、気にもかけてこなかったことと、 つながってくるからだのうごき。 じぶんのうごきから、からだのうごきに変わる感触を大事にしていると、 重力も、ひかりも、空気も、水も、土も、みんな、じぶんごと。 じぶんから…

とどく③

何も感じていないのではないと、 ここから、気づいていくのだと、 素通りしていた、からだのこえにも、 生かしてくれているはたらきにも、 息とどきたい。 おかえりと、一つにかさなるところ。 ただいまと、還ってこられるところ。

とどく②

ふれているだけなのに。 そう言われるときは、いつも、 ふれているからこそ、とおもっています。 わたしを生かしてくれているからだの皮膚に、 生きるよろこびにつながる記憶の感触。 息がしやすいと、からだがききわけ、吸気でふくらむ。 ふれているからこ…

とどく①

岡村さん、一週間ありがとうございました。 からだの不思議。 皮膚の不思議。 からだにふれさせていただい方から、 こんな言葉をいただきました。 ふれられて、信念が伝わってきました。 わかる人にはわかる、というのでもないんでしょうね。 やっていること…

いきもの・たべもの⑦

「ここに在る」という安心感は、「いきもの」にとっての「快」。 そんなふうにおもえることも、また愉しい。 空間と腔󠄂間のマを、丁寧にふれていると、「快」という「たべもの」をたべているかのよう。 そんなことを感じながら、今日も「食べ物」をいただく…

いきもの・たべもの⑥

「感動」や「感謝」を「たべもの」といったら、おかしいだろうか。 皮膚がひらいていると、度々そう感じることがある。 自然や「からだ」の営み、また、それらの背景にある空間の「メッセージ」。 その熱と圧に、腔󠄂間のマは変化し、体液はふるえ、涙するこ…

いきもの・たべもの⑤

受け入れる、から、迎え入れる。 ひらく皮膚から生まれてくる、半歩前に踏み出すような感触。 「いきもの」としての、根の張り方が変わると、素直になる。 自然なことは、自然なこととして。 無理なことは、無理なこととして。 言い訳をせず、それがいいワケ…

いきもの・たべもの④

うごく「いきもの」として、一日「からだ」をつかわせていただく。 生かされながら生きている息づかいを味わえる、空間と腔󠄂間のマがある。 立ち上がる軸の感触と、一点におさまる重心の感触。 お蔭さまで、作業は所作を学ぶ機会になる。 すり減らず、満ちて…

いきもの・たべもの③

季節が巡り、空気の質が変わりはじめる。 そのちょっとした変化もまた、想像以上にききわけている「からだ」がある。 目に見える美しい現象に、こころ惹かれるだけではない。 その背景にあるモノ・コト・ナリに意識が向く皮膚感覚と、腔󠄂間の圧と呼吸。 理屈…

いきもの・たべもの②

朝の日光にふれる。 空間の広がりを皮膚が迎え入れ、腔󠄂間の広がりが生まれる。 そこに満ちるように、吸気が入り、循環する。 空腹感で満たされる。 矛盾するようなことも、自然なこととして感じられる空間と腔󠄂間の圧のマがある。

いきもの・たべもの①

岡村さん、一週間のメッセージをありがとうございました。 ハンジャラゲでひろがる「からだ」主語の可能性。 「からだ」の外に広がる空間と、「からだ」の内に広がる腔󠄂間。 そのマを、感覚と意識で丁寧にふれていく。 続けていると、ある瞬間から、皮膚がひ…

なぞなぞ⑦

ある朝、早くに目が覚めて、歩きたくなりました。 まだ布団に潜っている子供を誘うと、「歩くのもいいけど、このもふもふ感覚もいいなあ」とのこと。 「じゃあ、ひとりで外の空気を味わってくるかな」というと、「空気感覚だね」と。 何かを感じるということ…

なぞなぞ⑥

目には見えないけど、何かと繋がっている。 その感触をこそ、素直に受けとり、大事にしていく。 すると、その感触は、感動と感謝の芽生えであったことに気づき始める。 それを丁寧に育んでいくと、目には見えない繋がりもまた、「からだ」なんだと想えてくる…

なぞなぞ⑤

「いきもの」ってなんだろうね。 答えを知るより、問うことの方がずっとゆたかだと想えるのも、「からだ」のお蔭なんです。 いつも共に生かされ、共に生きている「からだ」は、どんなに大きなことも、どんなに小さなことも、ききわけてくれている。 「どんな…

なぞなぞ④

「クジラより大きくて、メダカより小さいいきもの」 目に見えるスケールで考えると、そんな「いきもの」はいないかもしれない。 けれども、目に見えないことも大事にしていると、「いきもの」の見え方が変わってくることだってあるんです。 「からだ」と共に…

なぞなぞ③

「クジラより大きくて、メダカより小さい、海のいきものはな~んだ?」 この「なぞなぞ」を子供たちに出してみると、面白がって「シラス!」とか「ミジンコ!」とか、「そんなのいないよ!(惜しい)」といった答えを返してくれました。 最後は正解を教えて…

なぞなぞ②

昨日の「なぞなぞ」は、小学生の頃に読んだ本に載っていたものです。 「クジラより大きくて、メダカより小さい、海のいきものってなんだろう?」 当時は全く思いつかず、降参して答えのページを見てみると、そこには「イルカ」とありました。 「どうしてイル…

なぞなぞ①

岡村さん 馥郁たる年またぎのメッセージありがとうございました。 鼻腔のおくで味わった今週担当の瀧澤です。 一週間よろしくお願い致します。 さて、小学生の頃に出会った「なぞなぞ」を一つ。 「クジラより大きくて、メダカより小さい、海のいきものはな~…

身に付いていること、身に付けていくこと⑦

(昨日の続き) 今回は「身に付く」ということをテーマに書き進めていきました。なぜ、このテーマにしたのかというと、一つには「からだ」のことをまだまだ分かっていない、という実感があるからです。 農作業の仕事に関わるようになり、初めての現場で初め…

身に付いていること、身に付けていくこと⑥

(昨日のつづき) 夢中で作業しているときに「からだ」を意識的に使うのはなかなかに大変なことです。これまでにも、立ち作業のときは「拇趾球に体重をのせよう」とか、「膝の裏スジをゆるめよう」などと試みたことがあるのですが、作業の方に気をとられてし…

身に付いていること、身に付けていくこと⑤

(昨日のつづき) 左側に意識が向くのか、右側に意識が向くのか。それによって作業の能率や「からだ」にかかる負荷が変わってしまうということを、こういった作業をとおして初めて実感したのは、また別のにんじん作業をしていたときの話です。 この作業は、…

身に付いていること、身に付けていくこと④

(昨日のつづき) お昼までに一人4箱くらいのペースで収穫しましょう、と手作業で進んでいく場合は、ある程度自分のペースで調整することもできるのですが、機械が入る流れ作業になると、ストップがかかるまでは、常に動き続けなければならないことも多いで…

身に付いていること、身に付けていくこと③

(昨日のつづき) 先日、にんじんの収穫、荒選別の作業をしていたときに改めて気づいたことがあります。この作業はこれまで行ってきたミニトマトやピーマンの収穫作業とは違い、手ではなく収穫機に乗っての作業でした。 手による収穫作業の場合もある程度の…

身に付いていること、身に付けていくこと②

(昨日のつづき) これまで農作業に関わることがありませんでしたので、ほとんどの作業は初めての体験ばかりです。ただ、小学校の夏休みや冬休みには、兼業農家だった母の実家に遊びに行っていたこともあり、初めて伺う農園であっても、畑に行ったり、倉庫に…

身に付いていること、身に付けていくこと①

岡村さん、一週間のメッセージありがとうございます。共感意識に響く一日一日でした。 引き続きテーマはフリーで繋げていく瀧澤です。今回は「身に付く」ということをテーマに書き進めていこうとおもいます。一週間よろしくお願い致します。 今年の夏頃から…

間(マ)に合うように⑦

「重心の学習」の基本となる立ち方-自然体律位-と、間(マ)の生かし方を学んでいると、「じぶん」の軸がいかにして創られていくのか、ということが感じられるようになってくる。 「からだ」の外側と内側にある二つの「くうかん」から届くそれぞれのメッセ…

間(マ)に合うように⑥

「からだ」の外側と内側にある二つの「くうかん」。 それぞれの間(マ)を生かすうえで、これは大事だなと感じていることがあります。 それは、「意識操作」を減らしていくことです。 今わたしたちが学んでいる重心の適性にかなった「呼吸」や「うごき」では…

間(マ)に合うように⑤

「あっ、なんかいい風」。 「からだ」の外側の「くうかん」からのメッセージをキャッチするときって、こんな感じなんです。 「感じよう、感じよう」と気負わなくても、ふっと意識が向くような間(マ)があります。 こういうときは、「感覚」と「意識」の基準…

間(マ)に合うように④

「ゆっくり」には、時間的に感じられる間(マ)と空間的に感じられる間(マ)がある。 確かにそう感じたできごとがありました。 先日、野菜を洗浄し、選別する作業の機会をいただいたのですが、流れ作業の速度はけっこう速く、とても「ゆっくり」とはいえな…

間(マ)に合うように③

普段の生活の中でやっている一つ一つの動作を「ゆっくり」にしてみる。 患者さんにこのようにお伝えすることがあります。 子供の頃に大人に急かされたり、仕事で効率化を求められたり、頭の中が考えごとでグルグルしていたり、いつの間にか速くすることが当…