東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

瀧澤 一寛(たきさわ かずひろ)

感覚=表現~あらわれてくる「からだ」~③

意識するから、感じられる。 感じているから、意識になる。 あべこべのようなことも、 「からだ」がききわけているから、「からだ」にききわけられる。 (からだ主語) 感じようとしていないのに、 意識しようとしていないのに、 気づいたら表現している「か…

感覚=表現~あらわれてくる「からだ」~②

呼吸は「感覚=表現」。 吸気は表現そのもの。 (からだ主語) 吸気が「からだ」に入り、吸気が「からだ」から抜ける。 吸気が空間から抜けて、吸気が空間に入る。 空間と「からだ」。 あっちとこっち。 吸気で一致。 そこにないもの。 それは、私。 もし、…

感覚=表現~あらわれてくる「からだ」~①

岡村さん、「からだ」は届きました。 感謝の「からだ」と(瀧澤)です。 ひきつづき「からだ」とのお付き合いよろしくお願い致します。 テーマ「うらおもて」 ウソかホントかやってみて やってみたからいただいた うらもおもても「からだ」でひとつ (からだ…

空気が伝えてくれる⑦

人間は、動物にもなれる。植物にもなれる。細かな粒子になって、宇宙にもなれる。なったら、また戻ってくればいい。トイレで出して、布団で眠る。地球で生かされている軸があるんだから。そんなふうに感じられる空気がある。それをいただいているからだがあ…

空気が伝えてくれる⑥

木々の間から光が射している。木々の間から風がとおり抜ける。メッセージとして受け取れるからだがある。光や風の素をいただいている。その瞬間はそれだけでいい。空気とからだのリズム。そう、「息」の循環だったね。

空気が伝えてくれる⑤

平地では、虫の声が足下から届いてくる。山道を上がっていくと、鳥の声が頭上から届いてくる。時折風が吹くと、葉と葉が重なる音だけになる瞬間が訪れる。それは音というより、山のリズムのようにも感じられるんだ。空気が伝えてくれる山のリズムに触れてい…

空気が伝えてくれる④

すっと、しゃがんだら、ツンと、鼻の奥に届いたよ。ひんやりと湿った空気の匂い。足下に広がる生命の匂い。共に生きていることを再確認する。空気を吸い込む「息」は、生命をいただいている。

空気が伝えてくれる③

見上げると、ひかり、あお、みどり、そして、空気とからだ、あとは「息」のリズム。生命のリズム。

空気が伝えてくれる②

空気がからだに入ってくるね。それを吸気っていうんだよ。空気がからだから抜けていくね。それを呼気っていうんだよ。入ったり、抜けたり、繰り返しているね。それを呼吸っていうんだよ。空気とからだのリズムなんだね。「息」という循環なんだよ。

空気が伝えてくれる①

言葉の「おく」から届いてくる。 届いてくるのは、循環のイメージ。感覚現象を共有できると嬉しくなる。岡村さん、一週間ありがとうございます。山に入ると空気が変わる。山のリズムで呼吸が変わる。それは空気が伝えてくれるメッセージ。その変化を味わいな…

海と重なる⑦

からだで感じられることも広がってくるんだ。 境界線がすきとおってくるんだ。 海にはなれないかもしれないけど、 空にはなれないかもしれないけど、 素直に感じてみることは、からだが在ればできる。 そうしたら、やっぱり一つになっていると感じられてくる…

海と重なる⑥

頂いている、ということを素直に感じられる。 委ねている、ということを素直に感じられる。 「わたし」という枠がすきとおってくるくらい広がっているんだ。 あの青のひろがりはこわくてやさしいんだ。 そう感じられるからだはもう在るんだ。

海と重なる⑤

海に行くのはどの季節もいい。 その時々の間は、もう一つの間と重なってくるからね。 ゆたかにふくらんでくるからだが在るんだ。 息が入って、巡っている。そんなふうに感じられる間が在るから行きたくなるんだ。

海と重なる④

何も考えずに飛び込んだら、 そのまま地球に吸い込まれた感じがしたんだ。 この感じはいいな。 からだだってそうだね。 何も考えずに飛び込みたいね。からだはそれを受け入れてくれる器なんだ。

海と重なる③

潮の匂いは鼻で感じているのかな。 波の音は耳で感じているかな。 そんなふうに分けなくてもいいんだ。 息が吸い込まれたら、それに満たされていると感じられてくるから。 からだまるごとで間を頂いているからね。

海と重なる②

砂浜を歩いてみる。 風が吹いたら、見上げる角度はからだが教えてくれる。 持って帰れない空模様は、 からだに必要な分だけ吸い込まれていく。 間を頂くってこういうことなんだ。

海と重なる①

岡村実行委員のからだからいただいた「間」は感謝です。 今日から担当の瀧澤です。 「海」というテーマで「間」を頂きます。魚のように泳げないけど、鳥のように渡れないけど、なんだかね、どうしようもなく海に惹かれるんだ。 海に行けばわかる。 ただから…

素(そ)のまま臨む生命現象の間(ま)で⑦

操者はあくまできっかけで、操者という意識すらなくなってくる。からだでいい。からだがいい。からだという生命現象が、空間という生命現象と重なっている。その間(ま)で味わい、変化していくことに委ねていたい。からだは必要なプロセスを生命現象として…

素(そ)のまま臨む生命現象の間(ま)で⑥

からだに委ねていると、皮膚も内臓も内部感覚はどれも有難い。どうしたらいいのか、教えてくれる。感覚は感謝そのものだということも素直に入ってくる。からだが主語になる基準が在る。今も体感し続けている。

素(そ)のまま臨む生命現象の間(ま)で⑤

色をつけずにからだから感覚をいただく。感覚に不快や恐怖や記憶、色々な色がつくのも生命現象。けれども、それらが外れてすきとおった感覚としていただけるのも生命現象。からだが主語になれば、ウソじゃないと感じられるのも生命現象。ほんとうに息がから…

素(そ)のまま臨む生命現象の間(ま)で④

意識が更新すると、からだからいただく感覚も更新する。何一つ無駄な感覚はないと感じられる。それでいて、ほんとうに必要な感覚も感じられる。からだを前に、ときに畏怖の念が湧くことがある。「わたし」の想像を超えた生命現象がからだそのもの。

素(そ)のまま臨む生命現象の間(ま)で③

からだの邪魔をしない。一緒に味わう間(ま)に在る。空間もからだもわたしも重なっている状態で生命現象が起こっている。それが広がり、伝わる間(ま)が在ると感じられてくる。息が入ると同時に、快は満ちていると自覚されてくる。その間(ま)を味わって…

素(そ)のまま臨む生命現象の間(ま)で②

空間と重なってからだがききわけている。内部感覚で「快」も「不快」もからだのメッセージとして委ね、味わえる。からだが主語で営まれる生命現象がある。他に必要なことはあるのでしょうか。あるのなら、それもからだが教えてくれる。

素(そ)のまま臨む生命現象の間(ま)で①

からだがつないでくれる間(ま)がある。岡村さん、その間(ま)は感謝。今日からからだでつながる瀧澤です。よろしくお願い致します。生かす力の環境は届いていますか。「はい」とからだで感じられるなら、そのままいただく生命現象の間(ま)に在る。息は…

からだからいただく環境に重ねて⑦

からだからいただいて、感じられることがあります。 からだがききわけていることを素直にいただくと、からだが教えてくれる、ということ。 環境ということも、からだはどんなふうに教えてくれるんだろう。 そんなふうに向き合っていました。 ほんとうにそう…

からだからいただく環境に重ねて⑥

からだからいただいて、感じられることがあります。 本人の不満とは関係のないところで、からだに「快」は満ちている、ということ。 臨床の空間も一つの環境です。 操者のからだも環境。 被験者のからだも環境。 これだけあれば、もうわたしは要らない。 置…

からだからいただく環境に重ねて⑤

からだからいただいて、感じられることがあります。 誰かがそういったからそうなのではなく、からだで感じられたからそうなのだ、ということ。 迷ったときは初心に返れ、と言いますが、その初心はどこにあるのか。 わたしの中にあるのではなく、からだの中に…

からだからいただく環境に重ねて④

からだからいただいて、感じられることがあります。 からだが感じている環境は元気の素になっている、ということ。 漠然とした不安や焦りを感じているとき。 身心の状態を立て直そうとあれこれやっても、今一つのことがあります。 そんなときも、わたしの思…

からだからいただく環境に重ねて③

からだからいただいて、感じられることがあります。 「息」は、入れようとしないほうが入ってくる、ということ。 以前は作法が先にあって、その作法にのっとって「息」と向き合っていました。 どこかに「息」を操ろうとしていたわたしがいたのです。 けれど…

からだからいただく環境に重ねて②

からだからいただいて、感じられることがあります。 「わたし」が感じている環境と、「からだ」が感じている環境は違う、ということ。 どうして、そのように感じられるのかという理由。 それは、「息」が教えてくれるからです。 わたしの周りの環境が、わた…