東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「般若身経の解説5~指導することにおける注意すること~」

先日ある占いの学校を運営している先生がこんなことを言っていました。 「大抵の先生は占ってクライアントが満足したということに満足してしまっている。これから何をすれば良いのかという具体的なアドバイスが出来ない人が多い。本当にその道を究めようとし…

「般若身経の解説4~自然体立位の重要性~」

般若身経を学習するうえで、その立ち位置を学習することはとても重要なことです。 昨日書いたからだの使い方、動かし方のルールに乗っ取った動きも全て自然体立位から始まります。 この立位のポジションも橋本敬三先生の時代から進化してきているが、なぜ進…

「般若身経の解説3~腰を要とした動きから末端主導の動きへ」

般若身経も橋本敬三先生が創案された時から時間の経過と共に日々進化しています。 当時は「腰」を要としたからだの使い方、動かし方から「末端」(手関節、足関節)を主導にした動きへと進化してきました。 その進化の背景にはからだの動きにおける「腰」の…

「般若身経の解説2~運動ではなく、動くことにおけるルール~」

では本題に入りますが、般若身経とは橋本敬三先生が生前「般若心経」になぞってからだの使い方、動かし方のルールを説いたものです。 からだの動きには基本8つの動き(前屈、後屈、左右捻転、左右側屈、自力では出来ないが牽引、圧迫)があり、その動きを行…

「般若身経1~生き方に関わる重要な法則~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致します。お付き合い下さい。 テーマは引き続き「般若身経の解説」になります。 まずこの解説を行う前にお伝えしておきたいことは、私の操体史はこの般若身経を理解することと共にあると…

般若身経について(7)

学びの三樹(生命樹)。 根の木、又木、宿り木。 非道不行(孔子:孝経*)道に非ざれば行はず まどわされず、まっすぐな道を学べ *孔子の弟子であった曽子の門人が孔子の言を編纂したものといわれている「非道不行」は、孝経の「卿大夫(けいたいふ)」に書…

般若身経について(6)

操体の哲学を学び続けていれば、この世に生まれてきた意味と、 なにをなすべき自分なのかがわかってくる。 2020年秋季東京操体フォーラムは11月23日(月)勤労感謝の日 オンライン(zoom)開催致します。テーマは「操体法クロニクルズ」他。登壇 三浦寛、半…

般若身経について(5)

おしみなく教えても、コップの水は常に満たしておけ。 2020年秋季東京操体フォーラムは11月23日(月)勤労感謝の日 オンライン(zoom)開催致します。テーマは「操体法クロニクルズ」他。登壇 三浦寛、半蔵、岡村郁生、瀧澤一寛、三浦寛幸、寺本雅一、畠山裕…

般若身経について(4)

スピン・ソースとは、各種六つのスピン一つ一つに味つけをするということである。 吸気でおこなうことも、ソースである。 第五スピンにおいては、左目尻について指導したが、左目尻に左目線をとおしながら、ということを加えると、ソースになる。 2020年秋季…

般若身経について(3)

第一スピンから第六スピンに含まれる動きは、ゆるむ、のびる、しなる。回転の四つの動きである。 スピンってなに? 2020年秋季東京操体フォーラムは11月23日(月)勤労感謝の日 オンライン(zoom)開催致します。テーマは「操体法クロニクルズ」他。登壇 三…

般若身経について(2)

今回のブログのテーマは「般若身経」であった。 私の前に、畠山のブログの内容を印刷して見せてもらったが、さすがなものである。 よく分類、分析され、よく、ここまで落とし込んだものだなと思う。 この身経に関する限り、私が口をはさむことはない。 充分…

「般若身経」について(1)

自然体律位とは、ただ立っている状態をいうのではなく、また、やすめ、気をつけの立位ではない。 重心の適正にかなった、律位である。 2020年秋季東京操体フォーラムは11月23日(月)勤労感謝の日 オンライン(zoom)開催致します。テーマは「操体法クロニク…

般若身経(7)時代とともに変化する

橋本敬三先生が映っている動画で、先生が庭先で般若身経らしい?ものをやっているものがあります。 多分、まだ「般若身経」という名前はついておらず、中心集約運動とかそのあたりのものだと思います。 驚くのは、後屈時、手を上に上げ、首から起こしている…

般若身経(6)般若身経から、SOTAI Body Sutraへ

私は三浦先生の「操体法治療室」の英訳にもかかわったし、三浦先生のスペインのセミナーにも随喜させていただいているので、 操体用語を英語で言ったら何と言うのか、ということを常に考えている。 前にも述べた記憶があるが、スペインに行った際、現地の日…

般若身経(5)自分でできる

橋本敬三先生がNHKに出た時のDVDがあります。 今は、絶版になっているようですが、NHKのライブラリからこれを掘り出してくれたのは、私の編集学校での生徒さんでした。 (なので、私はマスター版を持っています) この中で、橋本敬三先生が、患者さんに「般…

般若身経(4)上達のコツ

般若身経(4)上達のコツ 間違いなく言えるのは「見ていて美しい」ということは、かなっている、ということだ。 身体運動の法則に適ったものは、はたからみても美しいのである。 以前、Gジムで操体法の講習会をやったことがあった。 参加者は、Gジムだったの…

般若身経(3)習得のコツ

自分自身の講習でも、東京操体フォーラムでも「般若身経」というと「あ、あのラジオ体操みたいなヤツね。楽勝楽勝」となる。 というのは、ラジオ体操を難しいと感じる人はいないからだろう。 しかし、実際やってもらうと、殆どの人が頭を捻る。 つまり、でき…

般若身経(2)型か。養生法か

私が「般若身経」に正面から取り組んだのは、三浦寛先生のビデオを撮った時だった。 あの時は、三浦先生と頭を捻った。 「般若身経、楽勝」だと思っていたら、ものすごくディープだったのである。 また、自分の講習会やフォーラムで「般若身経できる人」とい…

般若身経(1)膝の力をホッと抜くことの重要性

こんにちは。畠山裕美です。友松さん、一週間ありがとうございました。 般若身経とは、身体運動の法則(重心安定の法則:からだの使い方 重心移動の法則:からだの動かし方 連動の法則 と呼吸との相関性)を、操体の創始者、橋本敬三医師が 真実を語る短いお…

般若身経の解説~身悟りからの進化。

おはようございます。 操体は、からだから学ぶ学問でもあります。 自然法則を究明するとは、並大抵の事ではないのです。 今現在明らかになってきた様々な分野からの知識だけでなく、昔の人の智慧から書物をつうじて学ぶ事も大切。 それに加えて、昔の人が書…

般若身経の解説~真の自然体(健康体)の追究。

おはようございます。 「ー橋本敬三論想集ー生体の歪みを正す」に載っている般若身経の身体運動の法則その1だけで、般若身経とはこういうものだ、というふうに思ってほしくはないのです。 身体運動の法則その1は、多分にエクササイズ的な要素がありますが…

般若身経の解説~健康体操とは違う。

おはようございます。 創元社から発行された「ー橋本敬三論想集ー生体の歪みを正す」には、般若身経〔健康の自然法則〕が載っている。 ここに載せられた般若身経は、その1の身体運動の法則と、その2の生き方の自然法則からなる。 改めて読んでみると、その…

般若身経の解説~愉しく生きるために。

おはようございます。 この世に生を受けたからには、身がなければ自分の存在は無いのであり、身心のバランスを保ち、様々な環境に適応しながらも、自分なりに愉しく満足して生きていかなければならない。 ここでいう「愉しく」とは「楽しく」ではない。 「楽…

般若身経の解説~心と身は別々ではない。

おはようございます。 橋本敬三先生はNHKのラジオ放送に出演した時、「般若身経」と名付けた狙いについて話されている。その中で、以下のようなことも話されています。 般若心経のシンは仏教では「心」だけども、身体の身のほうは健康の問題に関係すると…

般若身経の解説~真意を汲んだ経典。

おはようございます。 「般若身経」を体系づけた橋本敬三先生の悲願は、全ての人が健康で快適に十分に満足して一生を全うできるように、という事だった。 これは、人間をはじめ此の世を創造した神仏の真意にもつうじると思う。 そうでなければ、此の世など存…

般若身経の解説~何故そう名付けたか?

おはようございます。 リレーブログ、今週は友松が担当します。どうぞ宜しくお願い致します。 今回は「般若身経を解説」というテーマでリレーしております。 創元社から発行された「ー橋本敬三論想集ー生体の歪みを正す」には、31ページから37ページにか…

便利な世の中

「便利な世の中」とはどんな世の中だろうか。 ここ数日そんなことを考えている。 今まで自分でやっていたことを、別の存在に変わってやってもらえる。 それは昔からそのように分業化され、専門家されてきたことではあるが、 その「存在」の比重がヒトから機…

「すること」と「しないこと」のバランス

からだという現象物体には、その構造(つくり)を動かすにあたっての原理原則がある。その法則を身体運動の法則と呼び、この理を自分事として、また自身のからだを通して学習していく。その時に足掛かりになるのが、操体でいうところの「般若身経」である。 …

雑巾の絞り方

からだの使い方を指導する上で、「手は小指、足は親指」という考え方がある。 これは橋本敬三先生の時代の般若身経の根幹にあった基本原則で、創始者の言葉をそのまま引用させてもらえば、「運動の根本は体の中心(腰)に重心を安定させてやることである。そ…

手入れをして、感じられること

以前から不思議に思っていることがある。 この場をお借りしても度々言葉にしてみていることでもあるが、例えば身近なもの、何でもいい。 その対象に対して、「手をかける(手間をかける)」ということをしたとする。 すると、その前と後とで、感じられるもの…