普段持ち歩いているバッグに、クリップでアサラトを付けています。
アサラトというのはアフリカの楽器で、二つの木の実を紐で繋いだシンプルなものです。
もともとは、いつでも練習できるように付けていたものなのですが。
時々、この楽器の事を知っている人がいたりして、意外なところで話しかけられます。
そして興味を持った方はたいがい自分でやりたがるので貸したりします。
これは遠心力を利用して、木の実どうしがぶつかって音が出るものですが、空振りさせるタイミングなどでリズムを作ります。
コツは、フォームと脱力なのですが、遠心力で回転している時に極力邪魔をしないことでうまくいきます。
初めてさわる人に共通しているのは、自分で回転をつけさせたがるのと、力んで振ろうとすること。
それをやると、却って回転が不自然になってしまい、うまく回りません。
脱力するというと、口でいうのは簡単ですが、慣れないとなかなか出来ないものですよね。
自分でこうしてやろうという我ではなく、自然な状態に任せることで力は抜けていくのですが練習が必要なようです。
余計なところで力を使わない、聞こえてくる声(感覚)を無視しないことですね。普段のからだの使い方にも共通していることだと思います。