おはようございます。
私は今でこそ、身長175cm、体重62kgで、毎年の健康診断も所見なしの状態です。
しかし、16年前の操体入門時は体重が100kgを超え、何かいつも気分や体調がすぐれない、いわゆるメタボ状態にありました。
昨日は、急激にメタボ状態になってしまった要因について書きましたが、今日はそこからの改善について少し書いておきます。
改善といっても「これをやったから」「これを服用したから」改善されたというわけではないのです。
自分は楽でも自分のからだが不快というバランス状態から、からだの気持ちよさを介して、からだを尊重したバランス状態に変化していったからです。
ここでいうバランス状態とは、呼吸、飲食、身体運動、想念も含み、この空間をはじめとする環境とどう調和しているのか、という生命力学のバランスです。
このバランス状態を無視して、「これをやったから」「これを服用したから」だけでは、なかなか改善にはつながらない。
そして、この生命力学のバランスは同時相関相補連動性になっている事が重要なのです。
同時相関相補連動性とは、呼吸、飲食、身体運動、想念の生命の営みには、ある営みが悪くなれば他の営みも悪くなる性質と、ある営みがよくなれば他の営みもよくなる性質があり、そして空間をはじめとする環境とも密接に関連し合っているという事です。
この空間を母体として、同時に幾重にも関連し合って流動的であるという事が大切であり、この関連性の流れを断ち切って生命は存在しえないのです。
この関連性からすれば、身体運動のバランスがよくなれば、他の呼吸、飲食、想念のバランスもよくなり、空間との調和が密になる。あるいは空間との調和が密になり、それぞれのバランスもよくなり、全体的なバランスがよくなっていく。
そして、このバランス制御の原動力となるのが、自分の思惑ではなく、からだにとっての気持ちよさなのです。
全体的バランスがよくなっていく過程に於いて、症状、疾患という現象も回復、改善へと向かう。
これは、まだ病とはいかないまでも、なんだか体調や気分、気持ちがすぐれないメタボ状態である場合にも、当然当てはまるのです。
今年も操体マンダラ、海の日に開催致します。
※「操体マンダラ」とは?
三浦寛が一日、操体の最新情報について語る、操体三昧の一日です。 弟子一同にとっては「師匠孝行する日」。
東京操体フォーラムや、通常の講習では語りきれないことを、
存分に出していただこうという算段です。 今年からはリクエストにお応えして、10時〜21時の開催になります。
昼食会 サイン色紙&ツーショット撮影会
足趾の操法®アドバイザー認定、操体プラクティショナー認定式、
今年より「足趾の操法指導者」認定を行います。
開催日時:2019年7月15日(月)海の日 10時〜21時 ルーテル市ヶ谷センター
★予約制で、当日の参加受付はありません。ご注意下さい