最近は、インターネットの発達により、どの患者さんも多くの情報を持っている。こちらがびっくりする程勉強して来られる方もいらっしゃる。
しかし、そういう人は概して「幹」を持っていない。彼の頭の中には、情報がランダムに並んでいるだけだ。

人間の個性は多様である様に、病態も多様である。
彼は「そこだ」という所をピタリと指摘して欲しいのだ。

今日も、患者さん達は遍歴を続ける。
自分を丸ごとわかってくれる治療者を求めて。

それで、いいのだ。

山野真二